ダイナミック型イヤフォンの枠組みを超える音。ラディウスのドブルベシリーズ

ダイナミック型イヤフォンの枠組みを超える音。ラディウスのドブルベシリーズ

独自の「DDM方式ドライバー」を採用して、ダイナミック型イヤフォンの常識の枠を超えてきたラディウスのドブルベシリーズ、2015年10月に新作が一気に2機種デビューしています。

ネーミングは従来のシリーズのものを継承して、「ドブルベ ヌメロトロワ」と「ドブルベ ヌメロキャトル」です。今回はこの2機種をご紹介します。

No.3とNo.4

ドブルベシリーズのネーミングはすべてフランス語です。

ドブルベは「W」。DDM方式ドライバーの2つの振動板を表す名前でしょう。ヌメロは英語のナンバー。トロワは数字の3でキャトルは4。

つまりドブルベ ヌメロトロワはW No.3、ドブルベ ヌメロキャトルはW No.4、といった意味になります。それぞれドブルベシリーズの3代目、4代目、ということですね。

DDM方式ドライバーを進化させて搭載

ドブルベシリーズの搭載するDDM方式ドライバーとは、簡単に言うと、スピーカーの同軸2Way方式をイヤフォンに持ち込んだような形です。中低域と高域用の2つの振動板を軸線を合わせて配置し、入力された音楽信号をそれぞれの担当する音の範囲に振り分けて出力させています。

マルチWay方式のイヤフォンというとバランスド・アーマチュア型(BA型)のイヤフォンの専売特許的なイメージがありましたが、同じ考え方をダイナミック型に持ち込むことで、従来のダイナミック型イヤフォンでは考えられなかったような音質を実現できたのがドブルベシリーズです。

ドブルベ ヌメロトロワとキャトルは、ドブルベシリーズ共通の独自方式のドライバー、DDM方式ドライバーをより進化させて搭載してきました。

この2機種では中低域用にはイヤフォン用としてはかなり大型の13mmのダイナミック型ドライバーを、高域用にはイヤフォンでは採用例の少ない12mmの「ピエゾ振動板」を搭載しています。

ピエゾとは圧電素子のことで、信号に対する反応が極めて早く微細な信号もきちんと再現してくれるところが特徴のようです。ドブルベ ヌメロトロワとキャトルは、この2種類のドライバーを同軸上に搭載しています。

ハイレゾ対応も果たす

ドブルベ ヌメロトロワとキャトルは再生可能な音域が40kHzをクリアして、ハイレゾ対応ロゴを取得しています。もちろんスペック面だけの再生可能範囲な訳ではなく、非常にクオリティの高い再生が実現されています。

基本は同じユニット。違いはベリリウムコーティングのみ?

実はドブルベ ヌメロトロワとキャトルのDDM方式ドライバーはほぼ一緒の構成となっています。違いはほぼ、キャトルの方の中低域用振動板にベリリウムコーティングがされているぐらい。

ベリリウムは非常に音速が速く堅い素材として知られています。振動板の素材としてとても優れた特性を持っています。このベリリウムコーティングが両者の音のチューニングの違いに大きく影響しているようです。

また、この2機種はケーブルの着脱にも対応しました。

厳密に言うとオーディオ的にはコネクタの数は少なければ少ないほど音質的に有利に働くはずなのですが、高価なイヤフォン・ヘッドフォンでは、ケーブルの断線で製品が全部駄目になってしまうのはかなり痛い損失です。

万が一断線した際にもケーブルだけの交換で済ませられるならば、ダメージは小さくて済みます。また、ケーブルを交換することによって好みの音にチューニングすることも出来るようになります。より趣味性も高まるわけです。

音はもちろんハイレベル

ダイナミック型イヤフォンの枠組みを超える音。ラディウスのドブルベシリーズ

ドブルベ ヌメロトロワとキャトルも、低域から高域までドブルベシリーズらしいワイドレンジの再生に対応しています。高域の音質に関しては少し変化しているようで、どこかダイナミック型とBA型を組み合わせた「出来の良い」ハイブリッド型を思わせる音質になるようです。

特に高音はダイナミック型らしからぬレスポンスの良さが実現できるとされています。

価格は高価ながら

さすがにお値段の方は、トロワが35,000円程度、キャトルが45,000円程度とかなりいいお値段になります。

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ですが音の出口になるイヤフォン、ヘッドフォン、スピーカーはグレードアップしたときの効果が最も分かりやすいオーディオ機器です。普段聴く音楽をグレードアップしたくなったら、まずはこれらの機種を見直してみるのが一番の近道です。

今、使われているイヤフォンが1万円以下のものだとしたら、このクラスのイヤフォンに取り替えると最初に音を出した瞬間からすごい驚きがあると思います。もちろん良い方向に。

ハイレゾ機種選びに迷ったら・・・

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