ハイレゾ音源対応コンポのおすすめ機種!

ハイレゾ音源対応コンポのおすすめ機種!

コンポ」という言葉でオーディオ製品を表現する場合、本来の略す前の言葉から考えると「コンポーネントオーディオ」あたりに落ち着くのでしょうか。この言葉を当てはめると、ハイエンドの単体のオーディオ機器なども範囲に含まれてきますね。

ただ、一般的には「システムコンポーネント」的な意味合いで使われることが多い気がします。適切な価格帯で、レベルのあった複数のコンポーネントを組み合わせて販売する製品と言ったイメージでしょうか。

オーディオ製品がデジタル化する以前は、プレイヤーはプレイヤー機能単体、といった形が多かったため、コンポもスピーカー+アンプ+レコードプレイヤー+カセットプレイヤー+(ラジオ)チューナーと言った形で、定石のパターンが決まっていました。

今は、音源側となるプレイヤーがデジタル化されるケースが増えたため、機能面だけで見ると物理的な体積を食わずにギュッと機能を凝縮することも可能になっていて、コンポのパターンも様々なものが登場しています。

今回はそんなコンポの中でもハイレゾ音源を聴くのに適した機種を取り上げてみます。

  • SONYのハイレゾ対応コンポの状況
  • ONKYOのコンポのハイレゾ対応状況
  • パナソニックのコンポのハイレゾ対応状況
  • TEACのお手軽なハイレゾ対応コンポ
  • ヤマハのハイレゾ対応コンポは?


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ハイレゾ対応に一番積極的なSONYのハイレゾ対応コンポ

これを「コンポ」と呼んでいいのか微妙な部分もあるかもしれません。実際、SONYではこの製品は「Bluetoothスピーカーシステム」と呼んでいます。

製品名はコンパクトオーディオシステム「CAS-1」です。

USB DAC機能やBluetoothレシーバー機能を持つアンプ部と、セパレート型の専用スピーカの組み合わせとなるシステムです。

オーディオ製品としては、このタイプのものは一般的にはネットワークプレイヤー機能を持たせることが多くなっていますが、CAS-1のアンプ部はほぼアンプ機能のみに特化した、現代的にはかなりシンプルな製品になっています。

プレイヤー機能は組み合わせるパソコンやスマートフォンに任せてしまう形ですね。USB DAC機能を持っていますので、パソコン用のスピーカーとしても活用できます。

中身の方は極めて本格的な作りで音質には既に非常に高い評価が付いています。

その分お値段は張りますが(ソニーストアで8万円+税程度)、スピーカー出力でもイヤフォン・ヘッドフォンを使う場合でも上質な音楽の再生が出来ます。

Amazonで調べたら少しだけ安かったです。

⇒Amazon:CAS-1

ハイレゾ音源対応コンポ、ONKYOの対応は?

ONKYOでは高音質のミニコンポのブランド「INTEC」でハイレゾ対応製品を展開しています。上位機種はかなりお値段の張るシステムになっていますが、その分のクオリティはある製品になっています。

型番ではINTECSET_RN855_C755_D212EXTで販売されているシステムが、中核に高音質のネットワークレシーバー「R-N855」を据える本格的な製品になっています。

デジタル音源では音質面の鍵となるDACに旭化成エレクトロニクスのAK4490を採用した本気の作り込みが行なわれいます。

よりお手頃な製品としては、CDプレイヤーも内蔵したネットワークレシーバー「CR-N765」があります。こちらもDACにはAK4490を搭載する本格派ですが、ONKYOの直販サイトでは4万5千円程度で販売が行なわれています。

ただ、こちらのモデルはスピーカーとのセットモデルの設定はないようです。

⇒Amazon:R-N855
⇒Amazon:CR-N765

ハイレゾ音源対応コンポ、パナソニックの場合

パナソニックも各種のミニコンポなどでハイレゾ音源の対応機種を積極的に展開しています。そんな中でもちょっとユニークで面白そうなオーディオシステムが「SC-RS75」です。

一体型のユニークなオーディオシステムですので、本来は「コンポ」とは呼ばないタイプのオーディオ製品かもしれません。

ですが限られたサイズの中で十分な低音の出力を行なうため、とてもユニークなスピーカーシステムを組み込んでいます。

手軽なオーディオ機器としては良い選択肢の一つになってくれると思います。

⇒Amazon:SC-RS75



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ハイレゾ対応コンポおすすめ機種、TEACの場合

エソテリックのハイエンドオーディオブランドを抱えるTEACには、パソコンなどと組み合わせてデスクトップオーディオを組むのに最適な小型コンポがあります。

その中でもサイズが小さく価格的にも比較的お手軽な製品が「HR-S101」です。

アンプは幅がわずかに18cmちょっと。小型ながらD級デジタルアンプを搭載することで、4Ωのスピーカーならば最大26W+26Wの大出力を出すことが出来ます。

Bluetoothのレシーバー機能は持っていますが、ネットワークプレイヤー機能は搭載しないため、SONYのCAS-1と同じような性格のコンポと言えるかもしれません。

USB DAC機能を搭載していますので、パソコンと組み合わせての利用が便利な製品だと思います。

2017年4月現在、Amazonでは3万円を切る価格で販売されていて、コストパフォーマンスも上々だと思います。

⇒Amazon:HR-S101

ハイレゾ音源対応コンポ、ヤマハは?

ヤマハではスピーカーをセットにしたコンポは販売していないようです。このため適当な製品を別々に購入して組み合わせる必要があります。

ヤマハの製品で面白そうなのはヤマハが「ワイヤレスストリーミングアンプ」と銘打っているWXA-50でしょうか。一般的にはネットワークレシーバーと呼ばれるタイプの製品でしょう。

USB DAC機能はないのですが、有線・無線のネットワーク経由で、様々なデジタル音源の再生が可能な機能を備えています。

やはりデジタルアンプを内蔵して、ハイパワーながら小型のボディーを実現しています。

サイズ的にパソコンの横で使うデスクトップオーディオシステムにも向いていますが、Wi-Fiにも対応しているため設置の自由度がとても高いのも、この製品の特徴かもしれません。

Amazonでは5万円台で販売されています。

⇒Amazon:WXA-50

まとめ

  • SONYのセパレート型スピーカーシステムCAS-1はデスクトップオーディオに適した一品
  • ONKYOはINTECブランドでハイレゾ対応製品も展開
  • パナソニックも積極的にハイレゾ対応コンポを展開
  • TEACにもお手軽なハイレゾ対応コンポあり。Referenceシリーズがコンパクトで高性能
  • ヤマハもユニークで高音質・コンパクトな製品を展開中

オーディオでメジャーな会社のハイレゾ対応製品をいくつか取り上げてみました。取り上げた中ではONKYOが一番、従来のイメージのオーディオ寄り製品を出しているかもしれません。

たまたま取り上げた製品だそうだった、と言う部分もありますが、どのメーカーも従来のオーディオよりは、パソコンやスマートフォンと一緒に使うことを前提にした製品にシフトしてきている印象があります。

特にSONYのCAS-1は、完全にパソコン・スマートフォンとの連携が前提になった製品ですね。現状のハイレゾ音源の入手方法を考えると、とても妥当な製品の方向性だと思います。

こういったオーディオ製品を追加することで、音楽再生の品質はぽんと数段ジャンプアップします。せっかく元々の音源の品質も上がっているのですから、いい音で聴ける方が音楽はもっと楽しくなる、と著者は考えます。

本来の品質に近い、良い音で音楽を楽しむ人口が増えるといいなと思います。



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