ハイレゾ音源対応スピーカーおすすめ製品!

ハイレゾ音源対応スピーカーおすすめ製品!

ハイレゾ音源の音をきちんとスピーカーから聞きたい、というユーザーも多いと思います。

ヘッドフォンやイヤフォンもしっかりした製品を使えば、とても密度の濃いハイレゾらしさを感じられる再生が行えます。ですが、スピーカーを使うとスピーカー独特の空間表現が出来るようになります。

特にイヤフォンでは、音の鳴るステージが頭の芯にギュっと小さくまとまったような形でこぢんまりと表現されがちです。これに対してスピーカーは目の前に自然にふわっと立体的な演奏の場が広がるような表現になりやすくなっています。

きちんとしたスピーカーセットでしっかりとセッティングが出来ている場合には、スピーカーの幅を超えて外側までステージが拡大することすらあります。

住宅事情などでスピーカーから大きな音を出すことが難しいケースも多々あると思いますが、でもスピーカーならではの表現はできるだけ多くの方に味わって欲しいものでもあります。

この記事ではハイレゾ音源再生に適したスピーカー製品を取り上げて解説をして行きます。

  • ハイレゾ対応スピーカーの定義
  • ハイレゾ対応スピーカーの価格帯
  • ブルートゥースのハイレゾ対応スピーカー
  • ハイレゾ対応スピーカーで大画面テレビとマッチする製品
  • ハイレゾ対応スピーカーのおすすめ


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ハイレゾ対応スピーカーの定義とは

スピーカーにおけるハイレゾ認定の定義は基本的には一つだけで、音の再生可能な周波数範囲の高音側が40kHzまで伸びていることです。

イヤフォンやヘッドフォン、アンプなどと同じ定義ですね。

たた、多くのメーカーは単に再生可能な周波数のカバー範囲だけではなく、ある程度しっかりとした音質での再生が可能なスピーカーにハイレゾロゴを付けていると思います。

パソコン用のアンプ内蔵タイプのスピーカーの場合には、一緒にUSB DAC機能を載せて、デジタル接続が可能にしたモデルも増えてきます。

ハイレゾ音源対応スピーカーの価格帯

ハイレゾ音源対応スピーカーおすすめ製品!

スピーカー単体だと、比較的お手頃な価格帯からハイレゾ対応製品がラインアップされています。左右2本セットで数万円から入手可能な製品があります。

反対側の価格が上の方は、やはりオーディオ製品の常で青天井状態です。一般ユーザーはそちら方向は見ない方が色々と身のため、と言った方がいいような状態になっています。

ペアで3万円程度でもピュアオーディオ製品はやはりしっかりした再生が可能で、手軽に手に入るパソコン用スピーカーとは数段レベルの異なる再生が可能です。

ただ、多くの場合、数万円程度の価格帯のスピーカーは小型のものが多く、本当の重低音の再生までは対応が出来ない製品が多くなっています。場合によっては少し予算を追加して、スーパーウーファー(サブウーファー)をセットに組み込んだ方が、再生する音楽の質がググッとアップします。



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ハイレゾ対応スピーカーでブルートゥースのものはある?

今現在の日本のハイレゾの定義では、Bluetooth接続のスピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンではハイレゾ対応を名乗ることが出来ないはずです。

これはBluetooth接続の通信速度の限界の関係です。

現在のBluetoothの規格では、ハイレゾ音源はおろかCDクオリティの音でも生のデータを伝送することが出来ません。実効転送速度が足りないのです。

このため、CDクオリティの音でもBluetoothではロスありの圧縮を使って音を伝送しています。音質が良いとされている圧縮方式でも、ビットレートは350kbps程度とされています。

ハイレゾ級」と言われる音声の圧縮方式、SONYの「LDAC」やクアルコムの「aptX HD」では、元データはハイレゾのサンプリングレートに対応できる仕組みになっていますが、どちらもロスありの圧縮がかかる仕組みになっているため、この部分でハイレゾを名乗れなくなっているのだと思います。

LDACは24bit/96kHzまで、aptX HDは24bit/48kHzサンプリングのデータにまで対応は可能で、「ハイレゾらしさ」を伝えられる圧縮方式にはなっています。

どちらも普及はまだまだこれから、といったイメージですね。

LDAC対応のBluetoothスピーカーはSONYのSRS-X99SRS-ZR7などがありますし、TEACが対応製品の発売を予定しています。が、まだまだ対応製品の数が限られているのが現状です。

aptX HDは、Bluetoothイヤフォンに対応製品が登場し始めていますが、Bluetoothスピーカーではまだ採用した製品がなかったと思います。

Bluetooth接続対応のスピーカーでハイレゾロゴを取得している製品もありますが、ハイレゾ対応を名乗る部分はUSBなど有線での接続または、Wi-Fiによるネットワーク接続を前提にしたものです。

ハイレゾ対応スピーカーでテレビにマッチする製品は?

大画面テレビとセットで使うスピーカーならば、サウンドバータイプのシアターシステムでハイレゾ音源再生に対応するものが邪魔にもなりにくく、何かと便利だと思います。

デジタル放送では音声が5.1ch収録されている番組もありますから、サラウンド機能を活かして臨場感のある放送を楽しむことが出来るようになります。

このタイプの製品では、SONYのHT-NT5のスペックがかなり充実しています。スーパーウーファーも付属していて、重低音にも期待できそうです。

ハイレゾ対応もSONYご自慢のデジタルアンプS-Master HX搭載で音質面にも期待できます。Bluetooth接続ではSONY製品らしくLDACでの接続も可能です。

シアターシステムではYAMAHAも気を吐いていますが、こちらの製品ではYSP-5600が設置などもお手軽そうです。

Wi-FiでのDLNA接続になりますが、ハイレゾ音源のFLACやWAVファイルの再生が可能です。

独自の「音のビーム」でフロントだけのスピーカーで、音の後ろ側への回り込みも再現する非常にユニークな製品になっています。



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ハイレゾ対応スピーカーおすすめ製品

パソコンとの組み合わせで比較的手軽にハイレゾ音源を楽しみたい、という場合には、Olasonicの卵形スピーカーTW-S9Tも良いでしょう。

結構な高出力ながらACアダプタを必要とせず、USBコネクタの接続だけですぐに音が出るところも手軽です。

音質面でさらに上を目指したい場合にはその分価格も高くはなりますが、クリプトンのKS-1HQMもおすすめの製品になります。サイズと「パソコン用スピーカー」という概念を軽く超える音が出てくるはずです。

パソコンとの相性の良いコンポ、といった構成になりますが、実売価格のこなれてきたTEACのHR-S101もデスクトップオーディオとして適した製品になると思います。

SONYのセパレート型Bluetoothスピーカー的扱いの、CAS-1もパソコンやスマートフォンと一緒に使うのであればおすすめできる製品です。

CAS-1のヘッドフォンアンプ部には、同社のポータブルアンプPHA-2と同等の回路が丸ごと入っているはずですので、ヘッドフォンでもとても良い音が聞ける優秀なシステムです。

まとめ

  • ハイレゾ対応スピーカの基準は音の再生範囲が40kHzをカバーすること
  • ハイレゾ対応スピーカー、単品の価格帯はペア数万円から。上は青天井
  • ブルートゥース接続でハイレゾ対応ロゴを付けられるスピーカーはなし
  • ハイレゾ対応ロゴ付きのブルートゥース対応スピーカーは有線での接続が前提
  • 大画面テレビとの組み合わせなら、ハイレゾ対応のサウンドバータイプが便利
  • パソコン・スマホとの組み合わせだと、USB DACやブルートゥース接続ありの機種が便利

ハイレゾ音源をスマートフォンやパソコンを活用する、という方向性で考えると、便利で優れた製品はこのような形になります。

現状、ハイレゾ音源の入手の主な手段がネット経由の形になりますので、どうしてもこれらの情報機器と組み合わせて利用するのが何かと便利、となると思います。

より本格的にパソコンで購入した音源をリビングのDLNA機能対応のネットワークレシーバーで聴く、というやり方もありますが、よりお手軽にパソコン・スマホの横で音楽を聴くやりの方が色々な面で楽ができるように思います。

本格的なオーディオ製品はやはり少々お値段は張りますが、その分の価値のある音は出してくれます。特にスピーカーでの立体感、音の広がっていく雰囲気、奥行きのある空間表現はとても魅力的なものです。

可能ならばできるだけ多くの人にその感覚を味わっていただきたいところです。

ハイレゾ機種選びに迷ったら・・・

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