もう「意外にいい音」じゃない。エレコムのColorsシリーズにハイレゾ対応モデル登場

もう「意外にいい音」じゃない。エレコムのColorsシリーズにハイレゾ対応モデル登場

10年ほど前、エレコムから「マーブルチョコ」を思わせる外観のかわいらしいイヤフォンが発売され、大ヒットになったことがあります。それまで性能一辺倒で外観がメカメカしい、無骨なデザインの製品が多かったイヤフォンに別の流れを持ち込んだ製品でした。

そのColorsシリーズのイヤフォンに新作が登場しました。カジュアルさ、かわいらしさを追求した普及モデルと、音質面で少し上をめざし、ハイレゾ対応を果たしたモデルです。

今回は、エレコムのColorsシリーズのイヤフォンでハイレゾ対応をはたしつつ、お求めやすい価格も実現したEHP-CC1000シリーズをご紹介します。



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中身は上位機種譲り

EHP-CC1000シリーズは外見こそColorsシリーズ共通のマーブルチョコのようなルックスを継承していますが、中身の方はColorsシリーズの従来機種や一緒に発売されたカジュアルモデルとは別物で、エレコムのハイレゾ対応の上位モデルEHP-CH3000シリーズ譲りの構成になっています。

振動板には何百枚もの極薄のポリエステル樹脂フィルムを積層した超多層フィルムを採用。磁気回路には磁束のもれを減らして振動板の駆動効率を高める「前置きネオジウムマグネット」を搭載しています。どちらも、EHP-CH3000シリーズから継承した仕組みです。

また、装着した際に外側になってマーブルチョコレートのような外見になるハウジング部分には、不要な振動を抑制する効果の高い真鍮製のパーツが使われています。

振動板の直径はさすがに小さくなり、8.8mm。この部分では上位機種との差別化が行なわれています。

周辺機器メーカーらしい気配り

EHP-CC1000のプラグにはL字型のものが採用されていますが、コネクタのすぐ上のプラグケース部分が細くなる形で段差が設けられています。これは、スマートフォンにケースを装着した状態でこのイヤフォンを利用することを考慮して、ケースとの干渉を抑える設計になっているためです。

こういったあたりに、周辺機器を作り続けてきたメーカーらしい気配りを感じます。

また、Colorsシリーズらしくカラーバリエーションの方もしっかりと6色展開。こちらは少し高級感のある高品位なメタリック塗装が施されています。



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音色には少々癖があるものの

もう「意外にいい音」じゃない。エレコムのColorsシリーズにハイレゾ対応モデル登場

上位機種よりも小口径の振動板を採用していることが音色に影響を及ぼしていて、さすがに上位機種ほどの低音の太さ・深さは出てこないようです。その代わり、中高域の音のスピード感にはとても優れた音質となっています。

また、ハウジングには一部分しか真鍮パーツが使われていないこともあってか、高音の方に少し付帯音というか癖がある部分が存在するようです。この部分や、音の重心が少し高くなる点で人によって好みが出る可能性のある製品ですが、そういった音の癖を個性と捉えて評価した方が良いのかもしれません。

お手頃価格でスマホ付属品などからのアップグレードにも最適

EHP-CC1000はスマートフォンのハンズフリー通話で利用するためのマイクなしのモデルが6,980円、マイク付属のモデルでも7,980円と、とてもお手軽な価格が実現されています。

スマートフォンに付いてきたオマケのイヤフォンの音に不満を感じたら、乗り換え先の製品として最適なイヤフォンの一つと言えるでしょう。

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ハイレゾ機種選びに迷ったら・・・

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