ハイレゾ対応のポタアンの状況って今どんな感じ?
Amazonの商品検索で「ポータブルアンプ ハイレゾ」のキーワードで検索をかけてみて下さい。
非常に多くの製品が検索にかかってきて驚かれると思います。
中には、ハイレゾに対応しない製品や全く関係のない製品もいくつか含まれますが、ハイレゾ対応のポータブルアンプは今、数多くのメーカーから非常にたくさん発売されています。
もしかすると、今一番オーディオ製品では元気の良いジャンルかもしれません。
その辺りの事情を少し見てみましょう。
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ハイレゾ音源が云々される前から
実はポータブルアンプはハイレゾ音源が話題になる前から、少しずつ人気が出て隠れたヒット商品となっていました。
その理由は恐らくiPodが大量に売れた影響だと思います。
実はiPod、機能的には大変に優れた製品ですが、音の面では突き詰めた製品にはなっていませんでした。
MP3などの音源を気軽に聞く位置づけの製品だったのかもしれません。
このあたりが、日本国内ではウォークマンが携帯音楽プレイヤーのシェアを取り返した一因でもあります。
このような事情があったため、iPodユーザがより良い音で音楽を聴きたい、という要望から、iPod本体のヘッドフォンアンプを通さずにポータブルアンプを経由で音楽を聞く人が増えました。
このニーズに応える形で、ポータブルアンプの製品がかなり増えていたのです。
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現在はUSB DAC機能つきのハイレゾ対応製品が増殖
現在ではUSB DAC機能を内蔵した、ハイレゾ音源に対応するポータブルアンプが数を増やしています。
iPhoneではちょっと特殊なやり方が必要ですが、USB接続でハイレゾ音源のデジタルデータを直接対応するポータブルアンプに出力することができ、高音質で音楽を聴く方法があります。
また、AndroidOSを採用するスマートフォンでも、USB経由でハイレゾ音源のデータをそのまま出力出来る機種も出来てきました。
さらに、ハイレゾ対応のウォークマンでは、それ以前のウォークマンでは出来なかったWMポートから音楽のデジタルデータをそのまま出力出来る機能が付きました。
こういった事情が重なって、ポータブルアンプのハイレゾ音源対応も一気に進んだ感じになっています。
荷物は若干増えてしまいますが、最初は手軽なプレイヤーからスタートして音質に満足出来なくなったら、より高音質を実現出来るポータブルアンプを追加してどこでもよりいい音を聴ける環境が出来上がっています。
国内メーカーからは
ハイレゾ音源対応のUSB DAC機能を載せたポータブルアンプは、国内のいくつかのメーカーも製品を出しています。
SONY、TEAC、ONKYO、JVC、DENON、オーディオテクニカ、パイオニアと、メジャーどころはすべて参戦する形になっています。
国内メーカーの製品だと価格は2万円ちょっとからとなっています。
海外メーカー製だと、1万円程度で購入出来るお手軽な製品もあります。
ただし、使用するプレイヤーやスマートフォンとの組み合わせによっては、USB経由の接続でハイレゾ本来のクオリティでの再生が行えない組み合わせもありますので、事前にその部分はしっかりチェックしておく必要があります。
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