YouTubeの動画にハイレゾ音源を埋め込み可能?
YouTubeの動画のスペック上は動画に付属する音声として、ハイレゾ音源といえる仕様のデータを埋め込むことが可能です。
このあたりに関してまとめてみます。
Sponsered Links
YouTubeの動画の推奨形式
YouTubeにアップロードする動画の推奨の形式は以下のようになっています。
動画の形式はMP4
動画のコーデックはH.264
音声のコーデックはAAC-LC
ここでは動画の方のお話は省いて、音声部分のみ取り上げて考えてみます。
「コーデック」というのは圧縮方式とか圧縮形式、と考えても良いかもしれません。
音声や動画をどういう方法で圧縮、展開して再生するのか、その方式を指示するものです。
YouTubeの音声では、お勧めの形式は一般的に利用される機会も多いAAC形式となっています。
この圧縮方式は不可逆圧縮です。
現在のAAC形式では、サンプリングレートは96kHz/24bitまでの対応が可能ですので、
ハイレゾ音源と言えるデータを動画に埋め込んでYouTubeにアップロードすることは可能になっています。
ただし音声のビットレートは、ステレオの場合には384kbpsが推奨となっていますので、ハイレゾ音源としてはかなり圧縮率が高めになるため、ハイレゾの音の良さを活かしきれない可能性はあります。
Sponsered Links
再生される音声がどうなるかはYouTube次第
アップロードする動画にハイレゾ音源を埋め込むことは可能ですが、その動画を再生した際にどんなクオリティの音声となるかは、YouTube次第としか言えません。
動画の内容によってはアップロードした際に、YouTube側で再エンコードを行ってしまうケースがあるからです。
噂の中には、YouTubeの動画に含まれる音声では16kHz以上の周波数がカットされている、というお話も流れているようですし、ハイレゾの形式で作製して埋め込んだ音声が再生の際にどうなるかは、実際にやってみるまで分からない、というのが本当のところとなっています。
Sponsered Links