ハイレゾ音源をMacで再生!おすすめ再生ソフトは?

ハイレゾ音源をMacで再生!おすすめ再生ソフトは?

今のところMacOSは、ハイレゾ音源対応で一歩進んだパソコン用OSになっています。

Windowsでは24bit/96kHz以上のサンプリングレートに対応可能なUSB DACには、専用のドライバーのインストールが必要になっています。

これに対し今のMacOSならばOS標準でそういった機器にも対応可能になっています。

USBケーブルで接続するだけで音を出すことが可能です。

この記事ではそのような部分も含め、MacOSを巡るハイレゾ音源対応状況をまとめてみます。



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Macでハイレゾ音源

  • Macは最初からハイレゾ機器に対応
  • iTunesもハイレゾ音源の取り扱いが可能
  • FLACを直接扱いたいならサードパーティ製再生ソフトを

以上のような条件もあって、Macはハイレゾ音源を聞くプラットフォームとして優れたパソコンです。

Apple社の優れたクラウド技術まで含めたソリューションのおかげで、iPhoneやiPadまで含めた幅広い環境で統一感のある使い勝手が実現されています。

単にMacでハイレゾ音源を聴く、そこだけに留まらない利用が可能になるのも魅力的なところです。

以下では上記の項目の内容をもう少し詳しく掘り下げていきます。

最初からハイレゾ音源に対応しているMac

今のバージョンのMac用のOS、「Mac OS X」ではOS標準でハイレゾ音源への対応が行われています。

WindowsではWindows 10のベータ版に相当するWindows 10インサイダープレビュー版以外では、ハイレゾ対応USB DACへの対応状況は24bit/96kHzまでに留まっています。

それを超えるスペックを持つ機器と接続するためには、それぞれの機器専用のドライバーのインストールが必須になります。

これに対してMac OS XではOS標準でUSB Audio Class2.0対応のドライバーを持っています。

ですので、例えば24bit/192kHz対応のUSB DACを接続する際も専用ドライバーのインストールが不要です。

機材をUSBコネクタに接続するだけでOKになっています。

またパソコンである以上はやむを得ない部分もあるのですが、Windowsでは音のレベルが大きくなる部分でWindowsのサウンド再生用のソフトウェアが、音のレベルを抑制する仕組みが働きます。

パソコンは音楽だけ再生していればいいわけではありません。

音楽に重ねて警告音などが出る場合もあます。

複数の音が重なったときに音が合成され不必要に大きな音になり、スピーカーなどにダメージを与えることを防がねばなりません。

Windowsのこの部分の作りがオーディオ的にはかなりよろしくないようで、音質がある程度悪化すると言われています。

Windowsでも再生用の機器を占有することで高音質での再生を可能にする仕組み(ASIOなど)があります。

ですが、その部分のパソコンとしての使い勝手はもう一つになります。

このような面でも、Macでのハイレゾ音源再生には大きなメリットがあると言えます。



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ハイレゾ音源をMacとiTunesの組み合わせで聞く

ハイレゾ音源をMacで再生!おすすめ再生ソフトは?

Mac OS Xにも標準で搭載されているiTunesでハイレゾ音源を聴くことももちろん可能です。

WAV形式やALAC形式のハイレゾ音源をiTunesに取り込んで再生することが可能です。

あとは、MacにUSB DAC機能を持つハイレゾ対応のアンプなどをつなげば、しっかりした音質での再生が楽しめます。

ただ弱点としては、今、日本のハイレゾ音源のダウンロード販売サイトで主流となっている形式の、FLAC形式を直接扱えないところが上げられます。

FLAC形式で販売されているハイレゾ音源をiTunesで管理したい場合には、iTunesに楽曲を取り込む前に何らかのアプリでWAV形式やALAC形式に変換してやる必要があります。

この曲の形式の変換で使えるアプリの代表格が「xrecode III」です。

こちらのアプリは有償(シェアウェア)ですが、非常にたくさんの形式の音源の相互変換に対応しています。

10ユーロまたは15ドルでライセンスを購入できます。

xrecode IIIのホームページはこちらです。
http://xrecode.com/xrecode3/

ハイレゾ音源をMacで再生するためのサードパーティ製再生ソフト

iTunesは便利なんだけど、FLAC形式を扱うために変換が必要なのはめんどくさい、と言う方にはFLAC対応しているサードパーティ製再生ソフトの導入をお勧めします。

VOX

Mac用のサードパーティ製ハイレゾ音源対応の音楽再生ソフトの定番と言えそうなものの一つが、この「VOX」だと思います。

プレイヤーは無償で全機能を利用可能で、機能面でも過不足なく十分と言えるものがあります。

VOXのホームページはこちら。
https://vox.rocks/

AppSotreの製品のページはこちらです。
https://itunes.apple.com/jp/app/vox/id461369673?mt=12&ign-mpt=uo%3D4

アプリ内課金で色々な機能のアドオンが出来るようです。

またユニークなところでは、音楽データを独自のクラウドストレージに置くことが可能なようです。(有償)

KORG Audio Gate 4

KORG Audio Gate 4は主にKORGのハイレゾ対応機器を持っている方向けになります。

高音質、高機能でDSD音源にも対応するハイレゾ対応音楽再生ソフトです。

KORGの機材を持っているユーザーは、無償でフル機能を利用可能です。

それ以外のユーザーがフル機能を利用するためには、かなり高い(約2万円)のライセンスを購入する必要があります。

DSD未対応、サンプリング周波数48kHzまでの制限付きの形であれば、ライセンス無しでも機能限定版(Lite版)の利用が可能です。

Audio Gate 4のホームページはこちら。
http://www.korg.com/jp/products/audio/audiogate4/

まとめ

  • Macは元々ハイレゾ対応の再生に適したプラットフォーム
  • iTunesでもハイレゾ音源の取り扱いが可能
  • FLACを直接管理したいならサードパーティ製再生ソフトを

最初にも書きましたようにMacはハイレゾ音源再生・管理用のプラットフォームとしてもとても優れたパソコンです。

Mac自体の機能、使い勝手も優れていますし、その他のApple社製品との連携機能、Apple社の提供する各種サービスとの合わせ技によるソリューションも非常に優秀です。

あとはiTunes Storeでハイレゾ音源の取り扱いが始まれば、同じ世界観の機器・サービスの中ですべての環境が完結するようになるのですが。

そのあたりは、ぜひAppleの対応を期待したいところですね。



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