ハイレゾ対応機器のおすすめは?ジャンルごとにご紹介!

今はハイレゾ音源の再生に対応する機材の幅も大きく広がりました。

ヘッドフォンやイヤフォン、その他の機材のエントリー向けの機器の価格の値下がり傾向も続いています。

誰もがかなりお手軽にハイレゾ入門することが出来る環境が整いつつあると思います。

オーディオ製品全てにおいて同じことが言えるのですが、価格帯の高いものは概ねその分の音の良さがゲットできます。

ですのでそちらの方向はユーザーそれぞれが好みで選んで大丈夫で、大外れはないはずです。

この記事ではそういった上位機種とはどちらかというと逆方向、比較的お手軽なエントリーに向くおすすめ機種を取り上げます。

  • ジャンルごとのハイレゾ対応のおすすめ機種
  • 機器ごとのハイレゾ対応/非対応の意味
  • ハイレゾ対応機器のタイプ
  • ハイレゾ対応機器が必要な理由


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ハイレゾ対応機器のおすすめ

まずはザックリといくつかの製品ジャンルでそれぞれのおすすめ機種をご紹介します。

ハイレゾ対応機器のおすすめは?ジャンルごとにご紹介!

スマートフォン

まずはスマートフォン。

スマートフォンでも音質にこだわりたい、と言う場合には、SIMロックフリー端末であるONKYO DP-CMX1が頭一つ分以上突き抜けたおすすめ機種です。

音楽プレイヤーとしてのスペックは、これはもはやスマートフォンではありません。

むしろスマートフォン機能がオマケ、と言っていいレベルの内容で、もちろんそのこだわりが音にも反映されています。

価格は9万円弱と高価に見えますが、各社の高性能スマートフォンの一括販売価格と同レベルです。

ポータブルプレイヤー

ポータブルプレイヤーでハイレゾ対応機を探す場合のおすすめは、やはりウォークマンです。

特にエントリー機のSONY A30シリーズは、かなり広いお店で店頭に実動機が置かれている可能性があります。

実機に触れられるという安心感も購入の際には大きな要素になるでしょう。

もちろん音質面でも抜かりはなく、ハイレゾらしさを楽しめる機種になっています。

ハイレゾ再生とノイズキャンセリング機能の両立が可能なところも魅力の一つです。

USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ

パソコンでハイレゾ音源入門をしたい場合には、こちらのUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプから始めるのがハードルが一番低いと思います。

また、組み合わせるイヤフォン・ヘッドフォンさえ良質なものならば、スピーカーを用意するよりも価格面でもより気軽にハイレゾを楽しめるようになります。

このタイプの製品のおすすめとしては、audio-technica USBヘッドホンアンプ AT-HA40USBを上げておきます。

価格も1万円ちょっとで購入可能で、Amazonでも高い評価を得ているロングセラーの安心できるモデルです。

パソコン用スピーカー

価格的にも音の良さでもパソコン用スピーカーの枠を完全に飛び出している製品になりますが、このジャンルのおすすめ製品はクリプトン KS-1HQMです。

専用の重量級スピーカー台が付属することからも、このスピーカーがただものではないことが分かります。

単にパソコン用スピーカーのみとしてしか使わないのは正直もったいない製品です。

ハイレゾ対応機器の非対応機との違い

音源データのデジタル信号を扱う機材の場合には、ハイレゾ対応機にはとても明確な基準があります。

基本的にはPCM形式ならば、24bit/96kHzのデータをデコードしてしっかりしたクオリティで再生できる能力が求められます。

この部分がこの水準をクリアしていない場合、音源本来のクオリティを引き出すことは出来ません。

純粋なアンプやスピーカー、イヤフォン/ヘッドフォンなど、アナログ信号のみを扱う機材ではハイレゾ対応の基準はやや曖昧で、再生帯域の高音側が40kHzをクリアししっかりした音作りが行なわれていればOKです。

こちらのタイプの機材では高域側の帯域の伸びよりも、耳に普通に聞こえる範囲の音をどれだけしっかり再生できるかが重要と言えます。

ですので、しっかりした音を出せる機材ならば、あまりハイレゾ対応/非対応にこだわりすぎる必要はありません。

機材のステップアップを目指す場合には、ハイレゾ対応のロゴはある程度のクオリティの保証にはなりますので、製品選択の目安になります。

ハイレゾ対応機器のタイプ

次にハイレゾ対応機器のジャンルごとの特徴をザックリとまとめます。

ハイレゾ対応機器のおすすめは?ジャンルごとにご紹介!

スマートフォン

今はiPhoneシリーズを除く、各キャリアの高性能機種のほぼ全てが本体のみでのハイレゾ音源本来の音質での再生に対応します。

ですのでどの機種を選んでもハイレゾ音源の入門はお手軽に可能です。

スマートフォンだけで音源の購入から再生までを完結させることも可能ですが、ハイレゾ音源のデータの容量がかなり巨大ですので、携帯回線経由での曲の購入には注意した方が良いかもしれません。

ポータブルプレイヤー

中国製などの安価で音も悪くない、良質な製品が多数登場しています。

入手がネット通販に頼らなければらず、多くの場合、実機を試せないなどの弱点もありますが、コストパフォーマンスの高さでは頭一つ抜けているイメージがあります。

逆に日本メーカーのアフターケアの安心感・品質と、一般的な家電量販店でも取り扱いがあるという点での入手のしやすさを考えると、ソニーのウォークマンシリーズにある程度の強みがあります。

また、ONKYOのハイレゾプレイヤーのエントリー機が、地方の一般的な家電量販店での展示も広げつつあるようです。

実機を確認して購入したい場合には、これらのよりメジャーな機器が適しています。

パソコン用スピーカー

パソコン用でもスピーカーを使った再生を行なうケースで、オーディオクオリティの音を出すためにはどうしても予算は少し高めになります。

1万円ぐらいのPC用スピーカと、4万円程度のスピーカの間には価格分以上と思える音の差があります。

しっかりしたピュアオーディオらしい再生が行ないたい場合には、この程度の予算は見込まないといけないでしょう。

USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ

パソコンなどでより気軽にハイレゾ音源対応を行なうには、USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプの活用が近道です。

手元にしっかりした再生の行えるイヤフォンやヘッドフォンがあれば、ヘッドフォンアンプの追加だけでグッとクオリティアップした音楽再生が出来るようになります。

この際、ヘッドフォン側のハイレゾ対応云々にはあまりこだわりすぎる必要はありません。

ただ、ヘッドフォンのグレードアップを考えられる場合には、ハイレゾ対応ロゴは一つの目安になるかもしれません。

その他より本格的な機器

より本格的な高音質での再生を行ないたい場合には、USB DAC内蔵のプリメインアンプハイレゾ対応のネットワークレシーバーと呼ばれるタイプのオーディオ機器を活用することになります。

こういった機材まで手を伸ばすと、やはり予算の額の方はまた数段引き上げられる形になります。

かなりお手軽なUSB DAC内蔵プリメインアンプ+スピーカーの組み合わせでも、予算は6万円程度~、ということになるでしょう。

オーディオジャンルの常で、上を見ると上にはいくらでも先がありますので、こちらの方向はそれぞれのニーズに合わせた製品を選びましょう、としか言えないのですが。

このジャンルになるともう完全にピュアオーディオと言っていい世界で、パソコンやスマートフォンを使って再生を行なうとしても、PC、スマホはオーディオ機材の中の1プレイヤーにしか過ぎなくなります。



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ハイレゾ対応機器が必要な訳

ハイレゾ対応機器のおすすめは?ジャンルごとにご紹介!

ハイレゾ音源のデジタルデータをアナログの音楽信号に変換する部分では、ハイレゾ対応した機器がないと音源データに含まれる情報量を全て引き出すことが出来なくなります。

この部分がハイレゾ非対応だと、せっかくのハイレゾ音源もCDクオリティにダウンコンバートしての再生になります。

ですので、中身のパーツ的にはDACと呼ばれる部品・コンポーネントには、ハイレゾ対応のスペックがほぼ必須になります。

アナログ信号しか扱わないアナログアンプ、スピーカー、イヤフォンやヘッドフォンでは、DACほどにはハイレゾ対応というスペックにこだわる必要はありません。

普通に耳に聞こえる音の範囲をしっかりと描ききれる性能の方を重視した方が良いでしょう。

具体例を挙げると、5千円のハイレゾ対応イヤフォンと2万円のハイレゾ非対応のイヤフォンとでどちらが良い音が聴けるか、といえば、間違いなく2万円のハイレゾ非対応のイヤフォンの方です。

まとめ

  • ハイレゾ対応スマホのおすすめはONKYOのGRANBEAT
  • ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーのおすすめはウォークマン
  • ハイレゾ対応ヘッドフォンアンプならオーディオテクニカのAT-HA40USB
  • ハイレゾ対応のPCスピーカーならクリプトンのKS-1HQM
  • デジタルデータを扱うDACにはハイレゾ対応がほぼ必須
  • アナログデータのみを扱う機材では、ハイレゾ対応ロゴにこだわりすぎる必要はなし

ハイレゾ対応の機材を巡るお話をまとめるとこのような感じでしょうか。

スマートフォン単体で、と言うケースを除き、どの機材もオーディオに属する機材ゆえ、上を見るといくらでも上があるような状態になります。

スマートフォンでハイレゾ音源を聴く場合にも、組み合わせるポータブルアンプにはやはり同じ状況があると言っていいでしょう。

基本的にオーディオ製品はパーツのコストとチューニングの手間をかけた分だけ音は良くなりますので、通常高価な製品ほど絶対的な音は良くなります。

ただ、ユーザーそれぞれが求める音のレベルと予算、あとはそれぞれの音の好みのパターンに合わせて、どこで手を打つか、という形になると思います。

こだわればいくらでもこだわることが出来るのがオーディオの世界の良さであり怖さでもありますので、ユーザーそれぞれが自分に合ったうまい落としどころを見つける必要があります。

★ハイレゾ対応機材をより知りたい方へ
以前に紹介した
ハイレゾ対応機器の選び方!イヤホン、アンプなど
というカテゴリで、当サイトが掲載した機材の紹介情報をまとめています。気になる方は参考にしてみて下さい。


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