ハイレゾ対応スピーカーを名乗るための条件って何?
オーディオ機器、ハイレゾ音源などが「ハイレゾ」を名乗るための基準は、2014年6月12日に日本オーディオ協会から正式に発表が行われています。
この基準を満たしていて、日本オーディオ協会会員企業の手になる製品には、ハイレゾ推奨のロゴマークが付与されることになっています。
スピーカーではこの基準は一体どのようなものでしょうか。
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スピーカーがハイレゾ推奨を名乗る基準
スピーカーだけに限らずヘッドフォンやアンプなど、アナログ系のオーディオ機器がハイレゾ対応を名乗るためには、以下の基準をクリアする必要があるとされています。
40kHz以上が再生可能
であること。
文章として数値的に明示されているのは、実はこれだけです。
ですがその他に、「聴感評価委員会で認証されていること」が加えられています。
音楽というものが聴く人の感性に訴えるものであることが、こういった一見曖昧な基準となった理由でしょう。
簡単に言えば、『しっかりとした再生性能≒高音側が40kHzの再生に対応可能』なスピーカー、ということになると思います。
ヘッドフォンやアンプも同様の基準
ヘッドフォンやアンプもスピーカーと同様の基準でハイレゾ推奨のロゴマークが付与されます。
やはりしっかりした再生が行えることに加えて、高音側が40kHzの再生に対応出来る機器、ということになります。
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実際にハイレゾ音源を聴くにあたっては
ハイレゾ音源の音の良さというのは、CDなどの音源よりも高域の音までが含まれていることだけではありません。
普通に耳に聞こえる範囲の音も丁寧に緻密に再生されるところにも、その良さが良く出ます。
ですので、必ずしも40kHzの再生に対応する、ハイレゾ推奨マークの入った製品で音楽を聴く環境を固める必要もないと思います。
それぞれ、しっかりした再生能力のあるプレイヤー、アンプ、スピーカーやヘッドフォンがあれば、ハイレゾ音源の良さは伝わります。
ただ、今でも人間の耳の能力は解明されきっている訳ではありません。
単純な聴力検査用の音だとほとんどの人は20kHz以上の音を感じることは出来ませんが、そういった高い音も混じってくることで音の波形は変わります。
こういった音の波形の変化には、人間の耳は非常に敏感に違いを感じ取れるらしい、などという研究結果を出した研究者もいるようです。
そういった部分も含め、ハイレゾ音源の持つ情報量すべてを表現すると言うことを考えると、ハイレゾ推奨のロゴマークを付けた機器にもきちんと意味が出てくるのかもしれません。
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