ハイレゾ対応スマホでハイレゾ音源の再生に専用ヘッドフォンは必要?

ハイレゾ対応スマホでハイレゾ音源の再生に専用ヘッドフォンは必要?

ハイレゾ対応をうたっているスマートフォンではスマートフォン本体だけで、ハイレゾ音源をきちんとハイレゾとして再生することができます。

この際の音の「出口」としては何を用いれば良いでしょうか。



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本体のスピーカーからでも再生は可能

ハイレゾ対応スマートフォンでは、スマートフォン本体のスピーカーからでもハイレゾ音源の音を出すことは出来ます。

ただし、音質に関してはほぼあきらめないと駄目なレベルになります。

スマートフォン本体のスピーカーは音楽鑑賞のためのものではなく、着信音やハンズフリー通話の音声を聞き取れればいい程度の、音質的に良いとは言えないものになっています。

スピーカーというのは、ある程度以上の音質やボリュームを確保するためには、楽器のように音を共鳴させる「箱」の大きさが必要になるのですが、今時の厚さの大変薄いスマートフォンにはそういったものを入れる場所がありません。

このため、ハイレゾらしいいい音で聞くためには、やはり音の出口としてしっかりしたヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーなどを繋いでやる必要があります。

ただ、音質にはこだわらないという楽しみ方もあると思いますので、そういった使い方をするのであればスマートフォン本体のスピーカーだけでも一応用は足ります。

ヘッドフォンやスピーカーは必ずしもハイレゾ対応でなくても構わない

ヘッドフォンやイヤフォン、その他スピーカーなどは、特にハイレゾ対応をうたっていない製品でも構いません。

しっかりした製品で、音質が良ければ十分、とも言えます。

カタログ上の仕様として周波数範囲があまり高音まで伸びていなくても、普通に耳に聞こえる範囲の音を高音質で再生してくれれば十分に役に立ちます。



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デジタル音源の周波数の範囲とアナログ機器の再生範囲の違い

CDなどのPCM形式のデジタルの音源データはその実現方式から、サンプリング周波数の1/2の周波数の音までしか記録することが出来ません。

つまり、CDであれば22.05kHz以上の高音は収録されていません。

これに対して、一般的なアンプやヘッドフォン、スピーカーなどのアナログ信号で動くオーディオ機器は、CDなどのデジタルの音源データとは違って再生範囲以外の周波数の音は全く出ない、ということはありません。

つまりアナログのオーディオ機器では、周波数範囲に20Hz~20kHzと記載があっても、20kHz以上の音が全く再生できないわけではないのです。

このような記載になっている場合には、20kHz以上の音を出す効率が悪くなって、同じボリュームの音を出しても小さな音でしか再生できない、ということです。

オーディオ的な特性として、ある程度以上に音を出す効率が悪くなっている部分は、周波数範囲に含まない書き方にするのがオーディオ的な慣わしとなっています。

このため96kHzのサンプリング周波数できちんと48kHzまでの音が記録されているハイレゾ音源を、再生範囲20Hz~20kHzのヘッドフォンで再生しても、20kHz以上の音が全く出なくなるということはありません。



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