ハイレゾ対応ミニコンポのおすすめ機種、価格などの情報をひとまとめ!
比較的お手軽にハイレゾ音源をスピーカーから再生するための手段として便利なのがミニコンポだと思います。
オーディオ製品ゆえミニコンポのサイズでも凝りに凝った製品は存在しますので、価格面では必ずしもエントリー機として適しているとは呼べないような機種までありはします。
それでもハイレゾ音源への入門に適したジャンルの機材であるのは間違いがありません。
ハイレゾ音源では特定の媒体、たとえばCDといったハードウェア的な制約からはほとんど開放されています。
ですので再生のための機器も、従来のスタイルの「コンポ」の枠がほぼ不要になっているとも言えます。
そういった状況の中でもとりあえず1セット揃えておけば再生が可能になるミニコンポタイプの機材は色々な面で分かりやすく、再生環境を整えるための手間を大きく減らしてくれる製品だと言えます。
今回はハイレゾ音源を再生するための環境の一つとして、ミニコンポと呼べそうなジャンルの製品をいくつかピックアップしてご紹介します。
- ハイレゾ対応ミニコンポの価格帯
- ハイレゾ対応ミニコンポのおすすめ機種
- ハイレゾ対応ミニコンポ、ソニーの状況
- ハイレゾ対応ミニコンポ、パナソニックの状況
- ハイレゾ対応ミニコンポ、onkyoの状況
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ハイレゾ対応ミニコンポの価格帯は?
ハイレゾ音源の再生に対応するミニコンポサイズの製品セットを見てみると、Amazonでの売価が3万円程度から製品が展開されています。
このクラスだと、分離型のスピーカー+一体型のレシーバーといったカタチが多くなります。
レシーバーにCDプレイヤーやチューナー、アンプ、場合によってはネットワークプレイヤー機能などが統合されるタイプの製品ですね。
設置場所も小さくてすみ、セットアップ・配線が簡単なのもメリットです。
価格帯が上の方はオーディオ製品という特徴から、ミニコンポサイズながら立派なスペック・価格の単品コンポ製品が存在しています。
こちらもこのジャンルの製品の一つと考えるならば、価格帯の上側は事実上「青天井」状態になります。
スピーカー等々一式セットとなっている「システムコンポーネント」に絞ると、20万円~30万円程度が最も高い製品です。
その枠を超える製品は、ミニコンポサイズでも単品で販売されることが多くなります。
とりあえず再生できる、ではなく、よりしっかりした音質が欲しいユーザーは、セットのコンポでも特にスピーカーの性能には少しこだわった方が良いと思います。
そうなると予算は少し引き上げる必要が出てきます。
『ハイレゾ対応機器の選び方!イヤホン、アンプなど』で、ハイレゾ対応機材関連の情報をまとめています。よろしければこちらもどうぞ。
ハイレゾ対応ミニコンポのおすすめ機種
CDプレイヤー機能やチューナー機能がないため、これをミニコンポジャンルに入れてい良いかは微妙な部分を残すかもしれませんが、おすすめ機種の1つめに上げておきたいのはTEACの「Reference 101マイクロコンポ」です。
Amazon:TEAC Reference 101マイクロコンポ
小型の2Wayブックシェルフタイプのスピーカーと、USB DAC機能内蔵のアンプを組み合わせたものです。
パソコンなどと組み合わせて音楽を聴く形になります。
Amazonでは3万円程度で購入できます。
単体での販売になりますが、DENONのUSB DAC機能内蔵のプリメインアンプ、PMA-60もおすすめ機種の一つです。
Amazon:DENON プリメインアンプ USB-DAC搭載 PMA-60-SP
適切なスピーカーとの組み合わせで、サイズやクラスを超えるような音を出すことが出来ます。
ソニーのハイレゾ対応ミニコンポの状況
ソニーではそもそも従来のイメージのミニコンポ枠の製品がかなり数を減らしています。
「ハイコンポ」等の通称で呼ばれていたような、高級なミニコンポはソニーには残っていません。
ハイレゾ対応のミニコンポのエントリー機としては、CMT-SX7が5万円程度で購入可能です。
ソニーオリジナルのデジタルアンプS-Master HXを搭載し、アップサンプリング機能でもあるDSEE HXも利用可能です。
ただ、ソニー製品では音質面でも機能面でもよりユニークな、CAS-1が面白い存在だと思います。
Amazon:SONY コンパクトオーディオシステム CAS-1
内容的にはセパレートスピーカーを搭載したアクティブスピーカー、的なカタチで、スピーカーとUSB DAC内蔵アンプのみの構成となります。
スマートフォンやパソコンとの組み合わせで高品質な再生が可能になります。
今どきのオーディオシステムのカタチだと思います。
パナソニックのハイレゾ対応ミニコンポの状況
パナソニックもやはりミニコンポジャンルの製品はかなり少なくなっていて、かつ、比較的お求めやすいプライスタグが付く製品展開です。
エントリー機のSC-PMX80が3万円弱、上位機種のSC-PMX150が6万円弱で購入できます。
Amazon:パナソニック ミニコンポ SC-PMX80-S
Amazon:パナソニック ミニコンポ SC-PMX150-S
一体型のプレイヤーでもハイレゾ対応の機種が用意されるなど、独自の製品展開も見えています。
ただ残念ながら、今のところミニコンポと呼べそうなタイプの機種で音質面で突き抜けた存在はなさそうです。
ですが、パナソニックでは伝統の「テクニクス」ブランドを復活させてオーディオ機器に力を入れ始めていますから、今後はより音質面に力を入れた機材の幅も広がっていくことが予想されます。
今はテクニクスブランドのオーディオ機器は本当に突き抜けた存在ばかりで、一般ユーザーが手を出しにくい高級機のみとなっていますが、今後の展開は見守りたいところです。
ハイレゾ対応ミニコンポ、onkyoの対応状況は?
ミニコンポジャンルでかつての「ハイコンポ」に相当しそうな製品を今でも残しているのは、ONKYOだけになったかもしれません。
当時人気のブランドの一つ、「INTEC」の名を冠した高音質製品が今でも販売されています。
こちらはさすがにそれなりのお値段で、セット価格が20万円弱。
その分内容にはかなりこだわった製品が投入されています。
比較的お手軽価格帯の製品にはX-NFR7TXなどがあり、スピーカーとレシーバのセットで3万円程度で購入が可能です。
まとめ
- ハイレゾ対応ミニコンポは3万円程度から購入が可能
- 従来のミニコンポの枠から外れるようなTEACのReference101やDENONのPMA-60が面白い存在
- ソニーのハイレゾ対応ミニコンポ的製品ではCAS-1が面白い存在
- パナソニックは今のところエントリークラスのミニコンポで対応。今後はテクニクスブランドの動きに注目
- onkyoにはハイレゾ対応の「INTEC」がある
ハイレゾ対応のミニコンポと呼べそうなクラスの製品をまとめてみると、このような形になるでしょう。
ハイレゾ音源の存在自体が従来の音楽メディアの形態から完全に逸脱している部分があるので、再生機材の方も今までのイメージとは別の構成に変化してきています。
CDやラジオチューナーなどに対応する今までのイメージのコンポが少なくなり、USB DAC機能を搭載してPCと接続するのが前提の機器や、ネットワークプレイヤー機能メインの機材が増えてきています。
デジタルアンプやスイッチングアンプの登場で、小型ながら音質面で光る機材も増えていますので、サイズなどの面でも今までのイメージを忘れた方が良いジャンルの製品達かもしれません。
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