ハイレゾ対応PCMレコーダーの価格などの情報をひとまとめ!
一般ユーザーも自分で簡単にハイレゾ録音が可能なリニアPCMレコーダーと呼ばれる機材があります。
簡単に言うとICレコーダーの高機能・高性能版ではあるのですが、比較的手軽に入手できる面白い機材です。
また、このレコーダーならではの録音も可能な面白いガジェットです。
今回はハイレゾ対応のPCMレコーダー関連のお話をまとめます。
メニューは以下です。
- ハイレゾ対応のPCMレコーダーとは
- ハイレゾ対応PCMレコーダーの価格帯
- ソニーのPCMレコーダーの状況
- パナソニックのPCMレコーダの状況
- ティアックのPCMレコーダーの状況
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ハイレゾ対応のレコーダとは?
ハイレゾ対応をうたうレコーダーは、基本的にはICレコーダーの高機能・高音質版、と考えていただければOKです。
内蔵マイクで拾った音を内蔵のA/Dコンバーターでデジタル信号化し、デジタルデータとして内蔵メモリに記録するタイプの録音機材です。
一般的なICレコーダーは多くがMP3形式などでの録音で、会議の音声メモ用的に使われることが多いでしょう。
このため音質にはあまりこだわりのない製品が多くなっています。
これに対し、以前から「リニアPCMレコーダー」などというジャンルで製品化されてきた機種は、音質面でもしっかりとした作り込みをされた製品が多くなっています。
こちらのリニアPCMレコーダーの進化形が、ハイレゾ対応のレコーダーと考えて良いでしょう。
1万円プラスαぐらいの価格で24bit/96kHz程度までのPCM形式での録音に対応する機種から、DSD形式での録音が可能なより高音質の機種まで、かなり広い範囲の製品が存在します。
もちろん、プロがレコーディングに使えるレベルの製品も存在します。
ハイレゾ対応レコーダーの価格帯
24bit/96kHzのリニアPCM対応までの機種であれば、Amazonなどで1万円弱から購入可能な製品がかなりの数存在しています。
ここから機能・音質が向上するに従って価格は上がっていきます。
DSD 2.8MHzの録音に対応するソニーのPCM-D100の場合には、Amazonでは96,000円(2017年10月14日時点)のプライスタグがつきます。
ハイレゾ対応レコーダー、ソニーの場合
ソニーの現行製品のリニアPCMレコーダーでハイレゾ対応の製品は2機種のみのようです。
比較的安価で24bit/96kHzのリニアPCM録音に対応するICD-SX2000が3万円程度(2017年10月14日時点)となります。
ちなみにソニー内の扱いでは、この製品はリニアPCMレコーダーではなくICレコーダー扱いになっています。
もう一つはDSD録音対応のPCM-D100で、10万円前後(2017年10月14日時点)での販売になります。
DSD 2.8MHzに加え、24bit/192kHzのリニアPCM形式での録音が可能です。
ハイレゾ対応レコーダー、パナソニック製品は
パナソニックもハイレゾ対応に積極的なメーカーの一つですが、どうも一般向けの現行製品では、ハイレゾ対応のPCMレコーダー、ICレコーダーが存在しないようです。
非常に意外な感じがしますね。
ブルーレイレコーダなどでもハイレゾ対応が進み出しているメーカーですので、PCMレコーダーのジャンルでも対応製品の登場を期待したいところです。
ハイレゾ対応レコーダー、ティアックのケース
ティアックの録音関連の機材は、あの「TASCAM」ブランドです。
リニアPCMレコーダーもこちらのブランドで展開されています。
TASCAMでは、現行モデルのPCMレコーダーは基本すべてハイレゾ対応となっているようです。
TASCAMブランドはどちらかというとプロユースを意識した製品ですので、音質面や性能・機能面では安心感の高いブランドですね。
DR-07MKIIやTASCAM リニアPCMレコーダー Wi-Fi接続対応 DR-22WLが1万円プラスαぐらいから購入可能です。
こちらは24bit/96kHzまでの対応となります。
上位機種のDR-100MKIIIは24bit/192kHzまでのサンプリングレートに対応し、4万円+αぐらいの価格での販売になります。
まとめ
- ハイレゾ対応レコーダーはICレコーダーの高音質・高性能版
- 価格帯は1万円クラスのエントリー機からDSD対応の10万円クラスまで
- ソニーのハイレゾ対応リニアPCMレコーダーは2機種
- パナソニックにはハイレゾ対応リニアPCMレコーダーがない模様
- ティアックのレコーダーはTASCAMブランドで展開。全てハイレゾ対応品
ハイレゾ対応のリニアPCMレコーダーに関してまとめると以上のようになります。
比較的お手頃な1万円程度から購入可能となっています。
録音だけではなく、ハイレゾ音源の再生がもちろん可能となっていますので、ハイレゾ対応のポータブルプレイヤー代わりに利用することも考えられるかもしれません。
また録音の際には、ほぼピンポイントでのステレオ録音になりますので、極めて臨場感、ステレオ感、空間の広がり感の高い録音が可能になります。
その目的だけでもリニアPCMレコーダーを導入する価値があるかもしれません。
録音品質の向上が必要な場合には、導入を検討する価値のある製品です。
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