iBasso Audio DX80:この価格帯でデュアルDAC構成!

この価格帯でデュアルDAC構成。ポタアン老舗の高CP機、iBasso Audio DX80

まだ一般には知名度がなかなか上がってこないメーカーかもしれませんが、iBasso Audioはポータブルオーディオや、ポータブルアンプのジャンルでは老舗と言っていいブランドです。

そのiBasso Audioが手がけたハイレゾ対応のポータブルプレイヤーがDX80です。

ユニークかつ音質に非常にこだわった作りながら税込み5万円程度で購入可能な、かなりの高コストパフォーマンス機となっているところが特徴です。

今回はこのiBasso AudioのDX80をご紹介します。



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この価格でデュアルモノラル構成

DX80の最大の特徴は5万円を切る価格を実現しながら、DACをデュアルモノラル構成とした非常に贅沢な内部構成を取っているところです。

搭載しているDACはシーラスロジックのCS4398で、PCM形式では192kHz/24bitまでに対応し、DSD形式にもネイティブ再生で対応する能力を持っています。

また、デジタルオーディオではすべての動作の基準となるクロックの正確さが音に大きな影響を及ぼしますが、DX80は水晶発振器の精度をも超えるとされるSiTimes社のシリコンをベースとする「MEMS発信器」を2つ搭載しています。

これらのこだわりの構成がDX80の音の良さにしっかりとつながっています。

内蔵ストレージは未搭載

贅沢な構成を取ったオーディオ部分のトレードオフかもしれませんが、DX80は今どきのポータブルプレイヤーとしては珍しく内蔵ストレージを持っていません。このためある程度大容量のマイクロSDカードを必ず一緒に購入する必要があります。

マイクロSDカードスロットは2つ備えていますので、容量の大きなカードを使うことでかなりの容量の確保が可能になります。



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高い音質とパワフルなヘッドフォンアンプ

DACをデュアルモノラル構成としているところからも予想が出来ますが、DX80は非常に高いチャンネルセパレーションを実現しています。S/N比も非常に優秀なスペックで、より価格帯が上位の機種にも迫るような値を叩き出します。

これらの作り込みがしっかりと音楽再生時のクオリティにも結びついていて、この価格帯のプレイヤーとしては出色の音質を実現しています。むしろ比較対象を他社製上位機種に置いてもいいぐらいの能力を持っているようです。

また、内蔵しているヘッドフォンアンプがかなり強力なのも特徴と言えそうです。

ヘッドフォン/イヤフォンの能率に合わせてゲインの調節も可能で、最大出力は260mW+260mWとポータブルプレイヤーとしては非常に強力なものとなっています。本格的なオーバーヘッド型のヘッドフォンも十分に駆動可能でしょう。

PCとの親和性も高い

DX80はポータブルプレイヤーとして使うだけではなく、パソコンと接続しての利用にも便利な機能を備えています。マイクロUSBコネクタでパソコンと接続すれば、DX80をパソコンのUSB DAC兼ヘッドフォンアンプとして利用可能です。

また、光デジタル出力を持っていますので、外部のポータブルアンプなどと光ファイバーで接続して再生を行うことも出来ます。もちろんアナログのラインアウト出力端子も持っています。

デュアルDAC構成の高音質を5万円を切る価格から

この価格帯でデュアルDAC構成。ポタアン老舗の高CP機、iBasso Audio DX80

本体はサイズは大きくはありませんがやや厚みがあって携帯にはもう一つのところがあるかもしれませんが、5万円を切る価格でデュアルDAC構成が活きる高音質が手に入るのはとても魅力的に思えます。

自宅ではDX80をパソコンの高性能USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプとして、出かけるときには高音質のポータブルプレイヤーとして、いくつもの用途で使い倒すことも十分に考えられます。

5万円前後のハイレゾ対応ポータブルプレイヤーの選択肢一つとしてとして、十分に考慮に値する機種ではないでしょうか。



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