ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーFiiOシリーズのフラッグシップモデルX7

ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーFiiOシリーズのフラッグシップモデルX7

低価格ながらかなりの音質を実現して、ハイレゾ音源対応プレイヤーの入門機としても人気のあるFiiOシリーズ。そのラインアップのフラッグシップモデルとなるのがX7です。

しっかりしたボディーに美しく大きな液晶と、オーディオ用パーツを始めハイスペックなパーツを投入してきています。もちろんしっかりした音の良さも実現して、10万円前後の価格帯に投入されたモデルです。

この価格帯ではSONYのウォークマンZX-2をはじめ非常に強力なライバル揃いですが、FiiO X7はほかの機種にはない非常にユニークな特徴を持って殴り込みをかけた形です。

FiiO X7はヘッドフォンアンプ部をモジュール化して交換可能としたのです。

今回はこの、非常にユニークな特徴を持つハイレゾ対応ポータブルプレイヤー、FiiO X7をご紹介します。



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幅広い音源の対応範囲と優れた操作性

FiiO X7の音質の方向性を決めているのは搭載したDACチップがその一つです。ESSのポータブルプレーヤーによく使われるチップではなく、据え置きの高級DACなどでの採用例が多い「ES9018S」を搭載しています。

このチップを搭載したことで音質面でのメリットも大きなものとなりますが、対応音源の形式の幅広さも同時に実現することが可能になっています。

DSD形式の5.6MHzへのネイティブ対応や、PCM形式の384kHz/32bitも変換なしの再生を可能とするなど、現状のハイレゾ音源データのほとんどすべてを変換することなく再生可能としています。

また、ポータブルプレイヤーとしてはかなり性能の高いCPUを搭載していて、AndroidOS搭載機ながら、非常にスムーズでレスポンスの良い操作感を実現していることも特徴です。

無線LANやBluetoothなども搭載し、小さなAndroidタブレットとしても利用可能になっています。

発売開始時にはちょっとした問題も

FiiO X7は実は発売時にはちょっとゴタゴタが起きてしまったプレイヤーでもあります。

無線LANなどが利用可能だったことが逆に徒となった形で、日本国内で無線LANなどの電波を利用するための申請(技適)を通さないまま、最初のモデルが出荷されてしまったのです。

その後もちろんしっかりとしたフォローが行われ、関係するモデルの回収等が行われました。もちろん現在市場に出回っているモデルにはきちんと技適のマークがつけられています。

こういった対応がしっかりと行われたのは、代理店として日本の企業(オヤイデ電気)がついていたから、と言えるかもしれません。



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ヘッドフォンアンプモジュールは現在5つ

FiiO X7用のヘッドフォンアンプモジュールは現在5種類が世に出ています。

ただ、1つは音源データをデジタル出力するためだけのモジュールですので、厳密にはヘッドフォンアンプではありませんね。

本体標準搭載のAM1、よりパワフルなAM2、バランス出力対応のAM3、さらに大出力のAM5が用意されています。ちなみにデジタル出力だけの機能で、外部にポータブルアンプを接続するためのモジュールはAM0となっています。

すべて純正のアンプモジュールですが、交換により音の個性がかなり変化するようで、ヘッドフォンアンプモジュールを交換することで音の方向性を変えて楽しむ、という目的はしっかりと果たされています。

現在のところ、恐らくヘッドフォンアンプモジュール接続のための仕様などは非公開ではないかと思いますが、このあたりがオープンになって他社から個性的なモジュールが登場するようになると、より一層楽しいプレイヤーになるかもしれません。

自作なども可能になると、より面白いことになりそうです。

もう一つのメインストリームのクラスのDAPの選択肢の一つとして

ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーFiiOシリーズのフラッグシップモデルX7

今、ハイレゾ対応のポータブルプレイヤーの主流の価格帯といては、6万円前後と10万円程度に2つ流れがあるように思います。FiiO X7はこのうち上の方の価格帯で勝負をする機種でしょう。

音質面でも他社製品にひけをとりませんし、ヘッドフォンモジュールの交換による音のチューンというユニークな特徴も併せ持つプレイヤーです。

ちょっと他の人とは違うDAPを使ってみたくなったら、有力な候補になり得る機種と言えると思います。



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ハイレゾ機種選びに迷ったら・・・

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