ハイレゾ楽曲のおすすめ曲は?
ハイレゾ音源の購入は、今はネットのダウンロード販売サイトを利用するのが主流です。
一応、SACDはDSD形式で音源が収録されていますので実体のあるハイレゾ音源と呼べる製品ですが、聴くことの出来るプレイヤーがあまり普及しておらず、販売されている楽曲数もあまり多くありません。
こういった事情を踏まえ、この記事ではハイレゾ音源のおすすめ曲や入手方法、価格等の情報をまとめていきます。
- ハイレゾ楽曲のおすすめ
- ハイレゾ楽曲の購入方法
- ハイレゾ楽曲の価格帯
- ハイレゾ楽曲を無料でお試しするには
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ハイレゾ楽曲のおすすめ
TV番組のテーマ曲、番組内の挿入歌に気に入った楽曲がありましたら、どの曲でもハイレゾ音源版を購入して聴いてみることをおすすめします。
地上デジタル放送でもBSデジタル放送でも、音声は非ハイレゾのAACコーデックでロスあり圧縮した状態での放送です。
さらににHuluやGYAOといったネット配信のサービスでは、より低いビットレートでのロスあり圧縮での配信になっています。
このため放送時のテーマ曲の音質面はある程度のダメージを受けていて、曲本来の表現とはかなり異なる形になっている可能性があります。
最近著者がぶつかった中では、アニソンですが、小林さんちのメイドラゴンのOPテーマ曲の青空のラプソディのネット配信とハイレゾ音源の音質のギャップに、半ば衝撃に近い感覚を覚えました。
スネアやバスドラ、ベースラインの音のスピード感やタイトさのあまりの違いに、同じ楽曲とは思えないレベルの差を実感しました。
ネット配信ではガチャガチャしてうるさい感じの音に劣化してしまっていた部分が、全部キレイに整理整頓された音に聞こえ、あまりのギャップの大きさに一聴してすぐに「え?」と思わずつぶやいたほどです。
ネット配信による再放送は特に音の面でビットレートに大きなハンデがありますので、気に入った曲が見つかったらダウンロード販売サイトからの購入を試してみるのがおすすめです。
トラック買いでしたら、CDシングルを購入するより割安にお気に入りの曲だけ入手することも出来ますし。
ハイレゾ楽曲の購入方法
現在のハイレゾ音源の購入方法の主体はWebサイトからのダウンロード販売の形態です。
曲単位、あるいはアルバムでのまとめ買いによる、曲の買い切りパターンです。
CDという実体が伴いませんが、販売形態は従来のレコードやCDに近いイメージになると思います。
これに対しAmazonのプライム・ビデオやネットでの映画のレンタルサービスに近い形で、番組単位のペイパービュー形式を取る形になるのが、IIJのスタートしたPrime Seatサービスだと思います。
曲の買い切りではなく、番組の視聴分の料金を毎回払うイメージです。
映画館で映画を見る形に近いかもしれませんね。
ストリーミングによる音楽聴き放題サービスで、ハイレゾ音源に対応するところは今のところまだありません。
恐らくはハイレゾ音源のビットレートの高さがネックとなっていると思います。
こちらはMQAの普及が進めば状況に動きが出てくるかもしれません。
SACDは音源データをDSD形式で収録していて、ハイレゾ音源の一つです。
また、DVDオーディオやBDオーディオ、映像を伴うBDの中には音声をハイレゾ収録したディスクもあります。
ですが、これらはまだまだ数が少なく、収録される楽曲の種類も多くはありません。
ですので、やはり今現在のハイレゾ音源楽曲の入手の主な手段は、ネットのダウンロード販売サイトから、ということになるでしょう。
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ハイレゾ楽曲価格帯
一般的なボーカル曲のハイレゾ音源は、400~540円程度での販売となっています。
AACなどのロスあり圧縮の楽曲が216円から程度で販売されているのに比べると、どうしても割高なプライスタグがつきます。
音質面でのプレミアと、音源データのサイズの大きさによるサーバ上でのディスク容量の圧迫度合い、ダウンロード時の通信回線への負担が反映されているものと思われます。
アルバム単位でのまとめ買いになるとロスあり圧縮の楽曲よりもハイレゾ音源の方が割引率は高めになっているケースが多く、ハイレゾ音源版の1アルバムはだいたいCDアルバム1つと同レベルの価格で購入できるイメージになります。
シングルカット曲のいわゆるA面の曲だけ聴きたい、と言うケースでは、トラック買いをすればCDシングル購入よりもハイレゾ音源を購入する方がかなり割安にはなりますね。
ハイレゾ楽曲をまずは無料で試すには
ハイレゾ音源の楽曲のお試しをしたい、と言う場合には、まずは各音楽配信サイトの無料サンプルを活用してみるのが良いでしょう。
この手のサンプル楽曲のサイトの中では2Lのサンプルページ(http://www.2l.no/hires/)が、恐らく色々な面でのバリエーションにおいて今でも最強のページになっていると思います。
楽曲数も多く、何よりビットレートやフォーマットの種類が極めて多様です。
PCM形式でのサンプリングレートの違い、DSD形式や最近はMQAでのサンプル提供にも積極的です。
ただ、無料サンプルのジャンルは限られていて、お好みのジャンルの楽曲があるとは限りません。
『ハイレゾ音源の無料サンプルダウンロード先一覧』(http://high-resolution.biz/delivery/sample-download-list/)の記事で、ハイレゾ音源のサンプルを無償でダウンロードできるサイトをまとめています。
まとめ
- ハイレゾ楽曲のおすすめ、まずはTVのテーマで気に入った曲から
- ハイレゾ楽曲購入方法のメインは、ネットのダウンロード販売サイト
- ハイレゾ楽曲の価格帯は、ロスあり圧縮の楽曲よりある程度高め
- ハイレゾ楽曲の無料お試しには各販売サイトのお試し音源などを
ハイレゾ楽曲にかかわる内容をザッとまとめるとこんな形になります。
楽曲購入の際には、好きなアーティストのアルバムだから、といった選択方法ももちろんありですが、ちょっと気になったテレビ番組のテーマ曲を買ってみる、というもの面白い選択方法ですよ。
特にネットで配信された番組でしか曲を聴いていない場合には、ハイレゾ音源版との音のギャップでかなり驚くことになると思います。
ここまでハイレゾ音源の売り上げは順調に伸びていて、それを受ける形で今後も音源数がどんどん伸びていくと思います。
今まで以上に触れる機会も増え、入手も楽になっていくものと思われます。
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