ハイレゾ音源再生用アプリのおすすめ!機種ごとに紹介!!
ハイレゾ音源出始めの頃には、非常に限られた環境でしかその良さを体験することが出来ませんでした。
それに対し、今ではハイレゾ音源を再生可能な環境の幅がとても広くなりました。
パワーのあるパソコンだけではなく、スマートフォンでも再生が出来ます。
もちろん比較的入手しやすい携帯音楽プレイヤーを利用することも出来ます。
そんな選択肢が広くなった中で、今回はパソコンやスマートフォンを使った再生環境を考えてみます。
主にOSごとのおすすめアプリを紹介するかたちで、以下のような順序でお話を進めます。
- Android用ハイレゾ対応アプリ
- iPhone、iPad用ハイレゾ対応アプリ
- ハイレゾ音源対応アプリ、PC用は?
- ハイレゾ音源対応アプリで無料利用可能なものは?
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Androidスマートフォン向けハイレゾ音源対応アプリのおすすめ
端末の販売上のうたい文句としては、Androidスマホがスマートフォンのジャンルではハイレゾ対応の面で一歩進んでいるイメージです。
ZTEのAXON 7やONKYOのGRANBEAT DP-CMX1など、ハイレゾ音源の高音質再生特化機種も登場しています。
加えて今は大手キャリアの販売するスマートフォンの新機種は、ほとんどが言外にハイレゾ音源再生に対応しています。
数シーズン前のスマートフォンでは、ハイレゾ音源対応が売り文句の一つでした。
今ではハイレゾ音源対応が完全に既定のスペックの一つになった感じです。
このため、そういったスマートフォンでは、特にあとからアプリを追加する必要がありません。
本体標準のミュージックプレイヤーアプリでハイレゾ音源をそのまま再生できます。
より高機能だったり、音質面での追及を行いたい場合には、サードパーティー製アプリを入れるのもありでしょう。
この場合のおすすめはONKYOが配信するHF Playerが最もメジャーなところではないかと思います。
Google Playからインストールが出来ます。
Webページのアドレスはこちらです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.onkyo.jp.musicplayer&hl=ja
アプリの利用自体は無料でも可能ですが、ハイレゾ音源にきちんと対応させるには1200円のアプリ内課金が必要です。
iOS用ハイレゾ音源対応アプリのおすすめは?
iPhoneやiPadなどでは、標準アプリはハイレゾ音源に対応していません。
また最新のハイエンドのAndroidスマホとは異なり、本体だけではハイレゾ音源本来の音質での再生が出来ません。
本体のみだとハイレゾ音源は、おおむねCDクオリティの音質にダウンコンバートしての再生になります。
iOS機器でハイレゾ音源本来の音質での再生を行うには、外部にハイレゾ対応のDACなどが必要になる点には注意が必要です。
iOS機器でもおすすめのハイレゾ音源対応アプリは、やはりまずはONKYOのHF Playerになると思います。
AppStoreからのインストールが可能です。
Webページのアドレスはこちらです。
https://itunes.apple.com/jp/app/onkyo-hf-player/id704139896?mt=8
iOS版もアプリ単体ではCDクオリティでの再生になります。
この場合、ハイレゾ音源はダウンコンバートしながらの再生になります。
ハイレゾ音源本来の音質を発揮するためには、こちらも1200円のアプリ内課金が必要です。
PC用ハイレゾ音源対応アプリの定番
最近のWindowsパソコンならば、本体内蔵の音源回路でハイレゾ音源を本来のクオリティでデコード可能な製品が増えています。
ただしパソコン内部はアナログのオーディオクオリティで考えると、ノイズだらけの環境になっています。
このため、より高音質での再生のためには外部にDACなどを接続するのが理想です。
Windows 10では標準のGroove MusicアプリやWindows Media Playerが、ハイレゾ音源やFLAC形式のファイルの再生に対応するようになっています。
このためただ再生を行うだけならばアプリの追加は不要です。
ただし、Windowsのソフト的にボリュームをコントロールする部分が、音質面での作りがあまりよろしくありません。
本格的な再生を行う場合には、「WASAPI」や「ASIO」というオーディオ回路を再生プレイヤーアプリが占有できる仕組みを使う方が良いでしょう。
こうすると、音質面で問題のあるWindowsの音声ミキサー処理をバイパス可能です。
機能面でのマイナスポイントとしては、Windows本体でも音楽再生アプリ側からも再生音量のコントロールが出来なくなる部分です。
アンプ側のボリュームでの音量調節だけが有効になります。
また、Windows 10以外では標準アプリがハイレゾ音源に対応していませんので、サードパーティ製アプリが必要です。
この際の定番は、やはり今でもfoobar2000ということになるでしょう。
foobar2000のWebページはこちらです。
foobar2000は本体のみでは機能の小さなアプリですが、拡張機能の追加で極めて高機能なアプリにも化けます。
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ハイレゾ音源対応アプリで無料で利用可能なものをご紹介
スマートフォン用としては、完全に無償で利用可能なサードパーティ製のハイレゾ音源対応の音楽再生アプリは存在しないと思います。
ハイレゾ対応Androidスマホの標準ミュージックアプリだけかもしれません。
限定的に追加料金無しで利用可能になるのは、ラディウス製のハイレゾ機器を購入した際に、同社のNePLAYER Liteが自動的にハイレゾ対応するケースでしょうか。
その他は基本有償となります。
Windowsパソコン用では、定番中の定番foobar2000も無償利用可能なプレイヤーアプリです。
またmoraの提供しているMediaGoも無償利用可能なハイレゾ対応の音楽管理、再生用アプリです。
追加モジュール無しである程度の機能を利用可能で、最初から日本語化もされていますので、むしろ導入はfoobar2000よりも楽かもしれません。
音質面でもASIO排他が利用可能です。
MediaGoのページアドレスはこちらです。
http://mediago.sony.com/jpn/download
ASIOが使えずWASAPI排他を利用したい場合は、やはりSONYのx-アプリが良いかもしれません。
x-アプリのページはこちらです。
http://www.sony.jp/support/audiosoftware/x-appli/download/
こちらもアプリ本体だけでかなり高機能なアプリです。
ただ、お使いのパソコンの性能によっては動作の重さが気になるかもしれません。
まとめ
- ハイレゾ対応Androidスマホは標準のミュージックアプリがハイレゾ対応済み
- Androidの他社製アプリならHF Playerがおすすめ。ただし有償
- iOS機器でもHF Playerがおすすめ。ハイレゾ再生にはAndroid同様1200円必要
- Windowsパソコンのハイレゾ対応アプリなら、今でもfoobar2000が定番中の定番
- Windows用のその他のアプリなら、MediaGoやx-アプリもおすすめ
各デジタルガジェットでのハイレゾ音源対応やアプリの状況を簡単にまとめるとこんな感じになります。
無償利用可能なアプリ、という観点でいくと、パソコンの方がずっと選択肢が広いのが現状です。
また、さすがに本体の売り文句にも使ってきた分、本体のみでの再生を考えるならばスマホではAndroidスマホの方が対応は進んでいる感じです。
音源の購入・ダウンロードまでを考えると、パソコンとスマホを連動させるのが何かと便利でしょう。
そういったスマートフォンとの連動まで考えると、MediaGoなどが利用しやすいかもしれません。
また、iOS機器での利用であれば、パソコン側のアプリはやはりiTunesが良いでしょう。
お使いの機器、アプリの使い勝手の好みなどに合わせて便利な利用環境を構築してください。
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