ハイレゾ音源対応に力を入れるmora!ウォークマンとの相性良し!
moraはソニー系列の音楽データのネットでのダウンロード販売サービスです。
何年か前からハイレゾ音源対応を図るとともに配信する楽曲のDRM解除を行い、サービスの幅を広げつつあります。
今では日本国内の音楽配信サービスの大手の一つに数えられる存在となっています。
今回はmoraのサービス内容を詳しく見ていきます。
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moraの基礎
- 元々はDRMありでの楽曲販売だった
- 非常に幅広い支払い方法に対応
- ハイレゾ楽曲数ではまだe-onkyoに一歩譲る
- ウォークマンとの相性が高め
- 非ハイレゾでの配信もあり
- 他サービス同様にアニソンへ注力
こういったところが今のmoraの特徴です。
決済方法の幅が非常に広くなったことで、ネット経由のダウンロード販売の形態を取りながら、多くの人が利用しやすくなったところが普及の鍵になっているかもしれません。
ソニーグループであるが故の特徴や、その他の配信サービス同様にアニソンへの力のいれ具合なども目立ちます。
以下ではそれぞれの項目をもう少し掘り下げていきます。
moraでは以前はDRMありの楽曲しか扱っていなかった
moraは日本ではかなり以前から音楽のダウンロード販売を行っていました。
ですが、ソニー系独自のDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)によるプロテクトのかかった音源だけを扱っていました。
その取り扱いの面倒さもあった関係か、普及の方はお世辞にもあまり進んでいなかったと思います。
それがAppleのiTunes Storeの出現で流れが変わりました。
DRMフリーの楽曲の配信を行うiTunes Storeの大きな影響を受ける形で、moraもほぼすべての楽曲のDRMフリー化とサイト自体のリニューアルを行っています。
その際には、音源の圧縮方式もより一般的なAACに変更しています。
その後e-onkyoなどがハイレゾ音源への対応を開始するのに追従する形で、ハイレゾ音源への対応も行ってきました。
今ではハイレゾ音源の取り扱い数はe-onkyoに次いで日本のサービスでは第二位の地位にいると思います。
非常に幅広い決済方法に対応
moraを使う上でありがたいところは、楽曲購入の際の決済方法が非常に多彩なことです。
以下のものが使えます。
- クレジットカード
- デビットカード
- クレジット系プリペイドカード
- 楽天ID決済
- 電子マネー
- ミュージックギフトカード系
- 携帯電話のキャリア決済
多くのネットサービスがクレジットカード決済がメインで、その他の決済サービスへの対応が鈍いこととは好対照と言えるかもしれません。
クレジット系プリペイドカードではWebMoneyカードが使えます。
チャージした電子マネーの中から支払いを行うサービスですが、決済時にはマスターカードのように使えるところがミソです。
auウォレットのカードも実はこの仕組みを使っていますので、auウォレットカードでの決済ももちろん可能、ということですね。
ハイレゾ音源の配信楽曲数はe-onkyoよりも少なめ
さすがにハイレゾ音源の配信サービスの先駆けだけあって、ハイレゾ音源の取り扱い楽曲数ではe-onkyoが日本ではトップをいっているはずです。
moraはそれに次ぐ2番目のポジションにいます。
最近では、新しいアルバムなどが通常の音源とハイレゾとで同時配信になるケースが増えていますので、ハイレゾの音源も着実に増加し続けています。
最近の数字が発表されていませんが、10万曲に迫るか超える程度の楽曲数があるのではないかと思います。
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ウォークマンとの相性高め
同じグループに属するせいか、やはりソニー製品、ウォークマンとの相性が高めのサービスになっている部分もあります。
moraが無料で配信しているハイレゾ音源対応の音楽再生・管理アプリのMediaGoでは、常に多くのウォークマンがサポートされています。
また、ソニーのスマートフォンXperiaシリーズへのサポートもあります。
ウォークマン側のアプリのx-アプリでは、アプリ内から直接moraの楽曲の購入も行えます。
ただし、MediaGoではもちろんウォークマン以外の携帯音楽プレイヤーも扱うことが可能です。
ウォークマン専用のアプリというわけではありませんので、その部分はご安心ください。
それ以外の部分では、ソニー色的なものはかなり薄れた感じがあります。
ソニー以外の携帯音楽プレイヤーやアプリが、直接moraからの楽曲の購入に対応するケースも増えていますし。
非ハイレゾの音源の配信も
moraではe-onkyoとは異なり、ハイレゾではない音源も販売しています。
このためトータルの取り扱い楽曲数では、日本のサービスとしては恐らく最大級となっているはずです。
moraはかつてはMDなどで使われていたコーデックのATRAC形式での楽曲の配信を行っていました。
ですが、DRMフリー化、サイトの完全リニューアルにタイミングを合わせて、ほとんどの音源をより汎用性の高いAAC形式に変更しています。
現在は非ハイレゾの音源はAACの320kbpsでの配信となっています。
アニソンにも注力
他のハイレゾ音源のダウンロード販売サービス同様に、moraでもアニソンの配信に力を入れています。
新譜の配信開始と同時にハイレゾでの提供が開始されるケースも多くなりました。
話題となった「ラブライブ!」の楽曲のハイレゾ音源も全楽曲取り扱っているはずです。
ただ、2016年夏頃から先行配信が開始された「けいおん!」のハイレゾの楽曲に関しては、まだmoraでの取り扱いはないようです。
けいおん!の楽曲に関しては、デジタルマスターが48kHzサンプリングのもののようで、96kHzへのアップサンプリングの音源となるようです。
人気タイトルだけに、moraのみならずその他の大手サイトでの配信開始も期待したいところです。
まとめ
- 元はDRMあり、独自形式での楽曲販売
- 決済方法が多彩
- ハイレゾ楽曲数ではまだe-onkyoに一歩譲る
- ソニー製品との相性が若干高め
- 非ハイレゾでの配信も
- アニソン対応に注力
音楽の定額聞き放題サービスなどもどんどん出現する中、moraなども含めた音楽のダウンロード販売サービスも着実に伸びを見せているようです。
その中でもハイレゾの楽曲の伸びが目立っているようで、音質面での聞き放題サービスとの明確な差別化が大きいのかもしれません。
そういった中、moraのサービス自体も決済方法の多様化など、地道に利用者の便利性を高める努力が行われているように見えます。
もっと良い音でお気に入りの楽曲を聴きたくなったら、moraの利用を検討してみるのもありだと思います。
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