ハイレゾ音源をCDからリッピングすることは可能?
CDは16bit/44.1kHzでサンプリングした音源、ハイレゾ音源は24bit/48kHz以上のサンプリングレートでデジタル化した音源データというのが一般的な定義です。
これがこのお話では大前提となります。
その上で、CDからハイレゾを作成することは可能かをご紹介します。
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CDからリッピングしたものはあくまでCDクオリティ
これもまた見出しがそのまま結論を表してしまいますが、CDからリッピングしたデータはあくまでCDクオリティの音源です。
上に書いた定義の通り、CDとハイレゾ音源のデータは大本からして別のものとなっています。
このためCDからハイレゾ音源をリッピングするということは出来ません。
CDとハイレゾ音源は元々のデータから別物
「ハイレゾ音源」という言葉は、なんとなく音の良さそうな音楽データ、といった定義の曖昧な言葉ではありません。
具体的に、こういう形式の音源データ、ということで明確に定義が決まっています。
CDのデータもまたしかりで、決められた方式でデジタル化して数値情報としてディスク上に記録されていますので、最初にデジタル化したときの形式以上の音質は再現が出来ません。
サンプリングの際の方式で音質が確定してしまいます。
ですので、どんなに素晴らしいアンプやスピーカーを用意しても、元々CDに記録されているデータから再現できる以上の音は出ません。
その辺りはデジタル音源の限界点なのかもしれません。
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再生時に擬似的にハイレゾ化を行う機器もあるが..
一部のデジタル音楽プレイヤーやデジタル入力対応のアンプなどでは、内部で擬似的にCDクオリティの音もハイレゾデータ化して再生する機器もあります。
ですがそれらはあくまで疑似的なもので、本当の意味で音質がハイレゾ音源と同等のものとなるわけではありません。
元々録音されていない情報をあとから「推測して補完」しているだけ、ということになります。
このため元々、ハイレゾ音源として録音された楽曲とは、どうしても音質に差が出来てしまいます。
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