ハイレゾ音源を再生するための環境にはどんなものが必要?
ハイレゾ音源をハイレゾ音源本来の音質で再生する環境には、とりあえず3つのパターンが考えられます。
① パソコンを使っての再生で、USB DACを組み合わせて利用する方法。
② はハイレゾ対応の音楽プレイヤーを利用する方法。
③ はハイレゾ音源の再生に対応するスマートフォンを利用する方法です。
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パソコンを利用
ハイレゾ音源を再生するための環境としてあげられる一つ目の環境は、パソコンを利用して構築するタイプのものです。
パソコンでの音楽再生などナンセンス、という感覚を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、最新のパソコンでもパソコン単体で行う音楽の再生は決して高音質とは呼べません。
ですが適切な周辺機器を組み合わせることで、パソコンは非常に高音質のプレイヤー(厳密にはトランスポート)にも変身します。
パソコンで音楽を再生する場合に一番問題となるのがサウンド回路のクオリティですが、これはUSBケーブルで接続出来る外部の機器を利用することで、パソコン内部のノイズからサウンド回路を分離することが出来ます。
今はUSBケーブルで接続出来る機器の中には高音質のデジタルアンプやスピーカーなどもあり、これらの多くがハイレゾ音源の再生に対応しています。
パソコンでハイレゾ音源を再生する場合には、これらの機器を組み合わせて利用します。
現在購入出来るハイレゾ音源のほとんどは、インターネット上の音楽配信サービスから入手する形ですから、パソコンでハイレゾ音源を再生出来ると何かと便利という側面もあります。
パソコンでハイレゾ音源を十分なクオリティで再生するために必要となるのは、「USB DAC」と呼ばれる装置です。
USBコネクタでパソコンと接続して、パソコンからはUSBケーブル経由で音のデータを出力し、それをUSB DACがアナログ信号に変換します。
USB DACからの信号をオーディオアンプなどに接続して音楽を聴くことになります。
また、USB DACの機能を内蔵するプリメインアンプなどもあります。
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ハイレゾ対応の音楽プレイヤーを利用
ハイレゾ対応ウォークマンなど、今はかなりの数のハイレゾ音源の再生に対応する携帯音楽プレイヤーが発売されています。
これらのプレイヤーを利用してハイレゾ音源の再生を行うことも出来ます。
ウォークマンの中には直接moraなどの音楽配信サービスから楽曲を購入してダウンロードすることが出来る機種もありますが、パソコンと組み合わせた方が何かと操作は楽になると思います。
楽曲の購入にパソコンを利用する場合には、パソコンで購入してダウンロードした楽曲のデータを、プレイヤーにコピーすれば準備OK。
あとは、音楽プレイヤー側でハイレゾ音源の再生をするだけです。
ハイレゾ音源対応のスマートフォンを利用する
もう一つメジャーになりそうな方法としては、2014年の冬あたりから発売されはじめた、ハイレゾ音源の再生に対応するスマートフォンを利用する方法です。
パソコンで楽曲を購入してスマートフォンにコピーしても良いですし、スマートフォンであれば電話機単体で楽曲の購入、ダウンロードも可能だと思います。
スマートフォン単体では最高の音質、というわけにはいきませんが、これからはこの方法が一番手軽にハイレゾ音源を聴ける環境になるかもしれません。
音質面で不満を感じたら、より高音質を実現出来るポータブルアンプなどの周辺機器を追加することも出来ます。
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