音楽プレイヤーの音質調整機能 400とか1kとかの意味は?

音楽プレイヤーの音質調整機能 400とか1kとかの意味は?

ハイレゾ対応のいかんにかかわらず、携帯音楽プレイヤーや音楽再生ソフト、オーディオ機器などには、指定した周波数の音の近辺だけボリュームを大きくしたり小さくしたりする調整を行える機能がついているものがあります。

この機能を一般的には「イコライザー」と呼びます。

音質の設定で400とか1kとか意味の分からない数字がでてきますが、これって何なのかを紹介していきます。



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イコライザー

イコライザーの語源は英語の「Equalize」、均質化、という単語になります。

イコライザーの本来の利用目的は、特定の周波数の音のボリュームを上下させて、再生環境によって一定になりにくい音の周波数ごとのボリュームのムラをなくそうとするものです。

ヘッドフォンやイヤフォンの場合には使われる状態が比較的シンプルですので、使われる環境によって音が変化しにくいのですが、スピーカーでは設置する場所の状況によって特定の音が吸収されたり強調されたりといったことが簡単に起こるので、音楽を再生した場合に本来意図したのとは違う音が再生されることが多くなります。

これを、電気的な調整を行う回路を持ったオーディオ機器を利用したり、最近のデジタル化された音源ではソフトウェアがデジタル的にデータを処理することで、スピーカーから聞こえてくる音の各周波数のボリュームが平均化出来るよう調整します。

本格的なAVアンプに搭載されているイコライザーなどでは、専用のマイクを使って自動的に音の補正作業を行ってくれるような製品まで存在します。



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イコライザーのバンド

携帯音楽プレイヤーなどでイコライザーの機能を使用する場合には、400とか1kといった数字を指定してその部分のレベルの上げ下げをすることになると思います。

この400とか1kといった数字は、音の周波数を表しています。

400のところを持ち上げると言うことは、400Hzを中心とする音のボリュームを上げて補正する、という意味になります。

小さなスピーカーを単独で使うと、どうしても低音が出にくいという特徴がありますので、その場合にはやはりイコライザーを使って50Hzとか100Hzなどといったところのボリュームを上げて、低音の迫力を増す、などと言った使い方も出来ます。

好みの音に

本来は再生される音のレベルを、出来るだけすべての周波数で一定となるようにするのがイコライザー本来の目的です。

ですがその機能を利用して、再生される音を自分の好みの音に調整することも出来ます。



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