ハイレゾ入門!イヤフォン→DACの順で揃えよう
ハイレゾ音源の知名度が上がってきて対応製品も増えたおかげで、色々な面でハイレゾ音源を聴く環境を準備するのがとても楽になりました。
以前であればパソコンとUSB DACなどが必須となるイメージでしたが、今はもっと幅広い機材からの入門が可能になっています。
もしかしたらこの記事を読んでらっしゃる方々も、既にお手元にある機材だけでハイレゾ音源を本来のクオリティで聴ける環境が整っているかもしれません。
それぐらいに色々なところに対応製品が広がってきています。
この記事では以下の切り口から、ハイレゾ音源デビューをするための機材などをご紹介していきます。
- ハイレゾ入門用イヤフォン
- より本格的に臨むならDACを準備
- 入門用ハイレゾオーディオの代表例
- その他の入門用機材
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ハイレゾ入門に適したイヤフォン
今、一番楽にハイレゾ音源デビューが出来る機材は高性能なスマートフォンです。
AndroidスマホでもiPhone系のどちらでもOK。本体のみで再生に対応している機種が多いことから、Android系のスマートフォンの方がより楽と言えるかもしれません。
本体のみでのハイレゾ音源本来の音質での再生が可能なAndroidスマホならば、普通のイヤフォンジャックに接続可能な高音質のイヤフォンを準備するだけで、ハイレゾ音源らしさの一端は味わえるはずです。
ユーザーそれぞれの好みのメーカーのイヤフォンで、おおよそ1万円程度の価格が目安となるでしょうか。ハイレゾ対応ロゴにはこだわりすぎる必要はありません。音質面に定評のあるイヤフォンを準備すれば大丈夫です。
スマートフォンが比較的新しいXperiaシリーズのものならば、MDR-NC750を使うとハイレゾ音源対応とノイズキャンセル機能の両立が可能です。
また、iPhoneシリーズならば、Lightningコネクタ直結型のイヤフォンが最初の1歩としてお手軽な機材になると思います。
ラディウスのHP-NHL11Rなどが比較的手軽な価格で、しっかりした音質を実現しています。
ラディウス HP-NHL11R
Amazon:ラディウス HP-NHL11R
パイオニアのRAYZ Plusなども面白いと思います。こちらもLightningコネクタ直結型イヤフォンで、ノイズキャンセリング機能も搭載しています。
Lightningコネクタにイヤフォンを接続した状態で、iPhone本体の充電も出来ます。
Amazon:パイオニア RAYZ Plus
以前に紹介した
『エレコムのハイレゾ対応イヤホン(EHP-CHシリーズ)ってどう?』
『ハイレゾ対応イヤフォンのおすすめ機種は?』
という記事内で、ハイレゾ対応イヤフォンについて詳しく紹介しています。気になる方は参考にしてみて下さい。
もう少し本格的にハイレゾ入門したいならDACを揃えよう
さらに音質面で上を目指したい場合には外付けのDACを準備すると良いでしょう。
スマートフォンで再生を行なうならば、USB DAC内蔵ポータブルアンプや、Lightningコネクタに直結できるタイプのポータブルアンプが適当です。
前者の入門用としてはソニーのPHA-1Aが適当な機種の一つです。後者としては、ラディウスのNe AL-LCH81Kあたりが良いかもしれません。
またパソコンで再生を行なう場合には、手元のイヤフォン・ヘッドフォンを活用するのを前提として、USB DAC内蔵のヘッドフォンアンプを準備するとお値段の面でも手軽にハイレゾ入門が出来ます。
少し前の製品にはなりますがオーディオテクニカのAT-HA40USBはユーザーの評価も高い製品です。
オーディオテクニカ AT-HA40USB
Amazon:オーディオテクニカ AT-HA40USB
以前に紹介した
『ハイレゾ対応DACのおすすめ機種!ジャンルごとにご紹介!!』
という記事内で、ハイレゾ対応DACについて詳しく紹介しています。気になる方は参考にしてみて下さい。
ハイレゾオーディオの入門用機材の紹介
より本格的なオーディオでハイレゾ入門をしたいときに、候補となる機材の一つがウォークマンのようなポータブルプレイヤーです。
2万円程度からかなり本格的な音の出るエントリークラスのハイレゾ対応プレイヤーが存在します。ウォークマンであればA30シリーズがこのクラスに該当します。
SONY A30シリーズ
Amazon:A30シリーズ
FiiOのX1シリーズはさらに入手しやすい本体価格となっていますが、プレイヤー本体にストレージが内蔵されていませんので、大容量のマイクロSDカードを一緒に買う必要があります。その分の予算は必ず見ておきましょう。
Fiio X1シリーズ
Amazon:Fiio X1シリーズ
また、パイオニアの先代のポータブルプレイヤーXDP-100Rの価格が3万円台まで落ちてきているようですので、こちらを狙う手もありそうです。
パイオニア XDP-100R
Amazon:パイオニア XDP-100R
スピーカから音を出せるタイプ
スピーカーから音を出せるタイプのオーディオでハイレゾ対応を狙うと、こちらは少し予算が余分に必要です。
パソコンとUSBで接続してサウンド回路的に利用できる、USB DAC内蔵のプリメインアンプと手頃なスピーカーを接続するのが何かと楽な再生環境になると思います。
ケンウッドのKシリーズ、KA-NA7はサイズもコンパクトでPCの近くに設置して利用するにはちょうどいい大きさの製品です。音質面は組み合わせるスピーカー次第という部分はありますが、アンプ自体の性能はかなりしっかりしたものです。
ケンウッド KA-NA7
Amazon:ケンウッド KA-NA7
パソコン用スピーカー代わりに利用するならば、こういった製品にコンパクトなスピーカーを組み合わせるといいでしょう。
また、そんなセットをJVCブランドから発売してくれている製品があります。JVCお得意のウッドコーンスピーカーながら、ミニチュアのようなサイズを実現したスピーカーをセットしたEX-NW1です。
パソコン用スピーカーながら、完全にピュアオーディオの域に達した音を実現しているクリプトンのKS-1HQMもお勧めです。
クリプトン KS-1HQM
Amazon:クリプトン KS-1HQM
パソコン用スピーカというジャンルの製品と考えるとびっくりするかもしれないお値段ですが、その価格分の音は出してくれます。音質面で見ると完全にもうパソコン周辺機器ではなく、オーディオ機器のレベルになります。
ハイレゾ音源に対応できるオーディオシステム入門編
そのほかのハイレゾ音源の入門に適したオーディオシステムとしては、Bluetooth接続可能なパワードスピーカーもありますね。
例えばソニーのSRS-HG1もお手軽な機種と言えると思います。
ソニー SRS-HG1
Amazon:ソニー SRS-HG1
ソニーオリジナルのBluetooth用音声コーデックのLDACに対応したスマートフォンなどがあれば、Bluetooth接続でもハイレゾ相当の音の再生が可能です。
また、ハイレゾ対応のシアターシステムやサウンドバーと呼ばれるタイプのスピーカーでもハイレゾ音源再生が楽しめます。
このジャンルでもハイレゾ音源対応を率先して行なっているのがソニーですので、ソニー製品から探してみるのがとりあえずは楽かもしれません。サウンドバータイプのシアターシステムHT-NT5もハイレゾ対応した機種です。
ソニー HT-NT5
Amazon:ソニー HT-NT5
まとめ
- ハイレゾ対応スマホ+ちょっといいイヤフォンが一番楽なハイレゾ入門手段
- iPhoneならばLightningコネクタ直結型イヤフォンを使ってみよう
- 外付けDACがあれば1ランク以上上の音も実現
- パソコン+USB DACもスタートが楽な組み合わせ
- ハイレゾ対応ポータブルプレイヤーもお手軽コースの一つ
- Bluetoothスピーカーやシアターシステムにもハイレゾ対応機あり
今、ハイレゾ音源を本来の音で聞くための入門用機材としては、以上のようなパターンが考えられます。
スマートフォンが生活のかなり中心に近い部分に位置している方ならば、スマートフォンと適当な機材との組み合わせがハイレゾ入門には最適でしょう。
パソコンでネット利用をよくしている方ならば、パソコン+αでスタートするのが楽です。
基本的にハイレゾ音源はネット経由で入手することになるため、スマートフォンにせよパソコンにせよ、ネットとの親和性の高い機材と組み合わせるのがベストです。
なんにせよ以前よりもずっとハイレゾ音源入門への間口は広がっています。特定の狭い入り口からしか入っていけなかった状況からは一変しました。
手元の機材・環境と相性の良い場所からハイレゾへの入り口をくぐってみると良いでしょう。
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