ハイレゾ対応アンプの選び方~ネットワークプレイヤー・USB DAC~
オーディオ用アンプにもハイレゾ音源対応コンポと同じような2つの種類があります。
ネットワーク経由でハイレゾ音源のデータを受け取るネットワークプレイヤーのタイプと、USB DAC機能を持つアンプです。
また、映像入力と映像切り換え、サラウンドなどの機能を持つAVアンプと言われる種類のアンプでは、HD映像や音声をデジタルでやりとりできるHDMIケーブル経由でハイレゾ音声を再生できる種類もあります。
こういった点も含め、ハイレゾ音源対応アンプに関してまとめてみます。
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ネットワークプレイヤー型
LANケーブルや無線LAN(Wi-Fi機能)を経由して音楽のデータを読み出して、再生を行うアンプがあります。
こういった形での再生だと、厳密な意味ではアンプではなくプレイヤーまたはレシーバーという分類になるはずですが、アンプ製品として売られているものが多くなっています。
コンポと同様に、アンプのみでハイレゾ音源の再生を行えるタイプのアンプは、特にメーカーがハイレゾ対応をうたっています。
USB DAC内蔵型
パソコンなどにUSBケーブルで直接接続して、パソコンのサウンド回路として動作させる方式を取れるアンプです。
ネットワークプレイヤー型のアンプでは、アンプ側で再生する楽曲を選択することになりますが、USB DAC内蔵型のアンプでは、再生の操作はパソコンなどで行うことになります。
こちらも、アンプ単体でハイレゾ音源の再生が行える製品に対して、メーカーがハイレゾ対応をうたいます。
こちらのタイプでは音楽だけではなく、パソコンの効果音、パソコン上で動くソフトの出す音もすべて、アンプ経由の高音質で出力することが出来ます。
AVアンプ
音声の他に映像の切り替えなども行うことが出来、サラウンド再生の機能を持つようなアンプを一般にはAVアンプ(Audio Visualアンプ)と呼びます。
ブルーレイディスクなどが一般化するようになって、AVアンプへの映像等の入力にはデジタル伝送のHDMIケーブルが用いられるようになりました。
HDMIケーブルでは映像だけではなく音声のデータも1本のケーブルで送ることが出来るため、デジタルな映像機器ではこちらが使われることがほとんどとなりました。
ブルーレイディスクではHDMIケーブルを使わないと、HD映像の出力が行えなくなっていたりします。
ハイレゾ音源対応のAVアンプでは、このHDMIケーブル経由でハイレゾ音源のデータを受け取って再生することが可能になっています。
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選び方
ハイレゾ音源対応のアンプを選ぶ際の基準にはいくつかのものがありますが、一つはもちろん音質になるでしょう。
アンプの他のオーディオ製品と同様に、基本的には価格が高いものはその分音も良くなります。
ただし、AVアンプのように非常に多機能な製品は、普通のアンプに比べるとかなりお値段は高くなります。
二つ目としては、それぞれの使い方、使い途でしょうか。
サラウンドなどホームシアターの機能も欲しい、出来れば同じ機器でハイレゾ音源も、といった場合には、ハイレゾ対応のAVアンプが目的にマッチします。
ホームシアターの機能は別の機器で、とか、ホームシアターに興味がないという場合には、純粋なオーディオ用のハイレゾ対応アンプが合っています。
本格的なオーディオアンプは幅も奥行きも40cm以上と大きなものが多く、本格的なものは重量も10kgを超えるものが数多く存在しています。
ですので、アンプ選びの際には設置場所のことも頭に入れて製品を選択した方が良いと思います。
パソコンで再生したハイレゾ音源をアンプに通して聴く、といった場合には、サイズの小さなUSB DAC機能つきのアンプがあっているかもしれません。
初めてハイレゾ音源を手軽にスピーカーから聴きたい、という場合には、USB DAC機能内蔵の小型デジタルアンプと小型のスピーカーを購入して、パソコン用スピーカーとして使用するのが良いかもしれません。
パソコンのように距離の近いところで聞く場合にはアンプのパワーもあまり必要ありませんので、手軽な製品から始めることも出来ます。
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