boseのヘッドホンってハイレゾ音源を聴くには向いてるの?
「ハイレゾ」を一種、販促ツールのように利用して、ハイレゾ対応に極めて積極的なSONYとは好対照なのがBOSEです。
公式サイトで製品情報を見てみても、ハイレゾの文字がどこにも出てきません。
実際、製品としてハイレゾ音源に対応する製品や、ハイレゾ対応のロゴを取得した製品はまだ発売されていないのではないかと思います。
では、実際に音楽を聴く際に、BOSEのヘッドホンはハイレゾ音源を聴くにはどうなのでしょう?
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再生帯域が広いのだけがハイレゾ音源の良さではない
ハイレゾ音源というと、再生可能な音域が人間の耳に聞こえない領域まで伸びていることばかりが注目されることが多くなっていますが、もちろんハイレゾ音源の良さはその部分だけではありません。
むしろ、普通に耳に聞こえる範囲の音が緻密に再生されることの方が重要だと思います。
一番小さな音から、表現可能な一番大きな音までの間を、CDでは65536通りの強弱でしか表現出来ませんが、24bitでサンプリングされたハイレゾ音源であれば、約1680万通りの強弱で表現可能です。
この、音一つ一つを滑らかに稠密に表現出来るのもハイレゾ音源の良さです。
そういった観点からすると、普通に耳に聞こえる範囲の音をしっかりといい音で再生可能な機器であれば、ハイレゾ音源の良さの一つをしっかりと表現することが出来ると言えます。
このことはもちろんBOSE製品に関しても言えます。
ハイレゾ対応のロゴがあるかどうかだけを気にする必要はありません。
まずは、しっかりとした再生が可能な製品を選ぶことです。
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BOSEらしさ
BOSEのヘッドホンというと、ノイズキャンセリングシステムを備えたQuietComfortシリーズが有名です。
最近のモデルではノイズキャンセリング機能を使っても音質の変化がかなり少なくなっていますが、それでも入力されたとおりの音とはなりません。
ハイレゾ音源だけではなく音楽を聴く用途で利用される際には、その部分は頭に置いておく必要があるかもしれません。
ただ、地下鉄の車内や飛行機の中など、大きな騒音の中で音楽を聴く場合に絶大な威力があるのは間違いがないところです。
スピーカーにしてもウェーブシステムなどのBOSE独自のオーディオシステムにしても、boseのヘッドホン製品には分かる人が聴けばすぐにBOSE製品と分かる個性があるようです。
ブランドとしてのイメージだけの「ハイレゾ対応」はしたくない、というのがBOSEの今のスタンスなのかもしれません。
ただ、新しい技術に積極的に取り組むイメージのあるブランドでもあると思いますので、いずれかならず対応製品は登場することになるのではないかと思います。
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