ハイレゾ音源に対応出来るイヤフォン・ヘッドフォン
ハイレゾ音源、ハイレゾサウンドを聴くのに適したイヤフォン、ヘッドフォンとはどのような製品でしょうか。
その基準となりそうなところを少しまとめてみます。
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ハイレゾ対応製品
今、売られているヘッドフォン、インナーイヤー型のイヤフォンでも商品紹介に明確に「ハイレゾ対応」をうたった製品が多くあります。
まずはそのうたい文句を目安にするという手があります。
周波数範囲
ハイレゾ対応をうたっている製品は、ほとんどが高音側の再生範囲が20kHzを超えている製品となっています。
ハイレゾ音源のかなりの部分はサンプリングレートが96kHzや192kHzといったものになっていますので、こういった音源では人間の可聴範囲を超えて、いわゆる超音波と呼ばれるような音の領域まで収録されています。
それら本来であれば人間の耳には聞こえないはずの音まで再生することが出来ることを表示しているのです。
そういった高音は耳に聞こえないはずの音ではあるのですが、どこかで感じてはいるらしいということも実験で分かってきています。
20kHz以上の高音が含まれる音源と含まれない音源とでは、高音を含む音源の方が聴いている人のリラックス効果が高いらしいのです。
ただ、まだこの辺りのお話は、仮説レベルのお話として検証が進められている段階で、学問的に確定したお話ではありません。
そういう部分まで含めてハイレゾ音源のすべてを楽しみたい場合には、選択の一つの基準としてヘッドフォンが再生できる音の範囲をチェックするというのがポイントとなります。
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ある程度は値段の張るしっかりした製品を
ハイレゾ音源の音の良さは含まれる音の周波数の範囲の広さだけではありません。
普通に人間の耳に聞こえる範囲の音に関してもとても緻密で滑らかな表現がされますから、その表現をきちんと伝えてくれるだけの性能を持った製品があるとよいということになります。
オーディオ製品というのはほとんどすべての部分で、基本的には作り込む手間をかけて材料も選別するなど、こだわった手間の分が再生される音に反映されることが多い製品です。
そういったこだわりを持った製品作りをすると言うことは、当然その分だけ価格が上がってしまいます。
ですので、いい音を聞こうと思ったらある程度の投資は必要になってしまうのが今のオーディオ関連の製品、とも言うことが出来ます。
ヘッドフォンやイヤフォンにおいても同じ理屈が当てはまります。
残念ながら数千円で手に入るレベルの製品では、ハイレゾ音源の音の良さは伝わりにくいだろうと思います。
製品を選ぶ際には、blogやいくつかのWeb情報サイトなどにある製品レビューを参考にして、定評のある製品を選ぶのが一番の近道だと重います。
個人的な見解を書かせてもらえば、売価で1万円程度を境にして、少なくともイヤフォンに関しては製品の再生能力・音質に一つ大きな差が出来る感触を持っています。
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