ハイレゾ対応をうたっているノイズキャンセリングイヤホンってある?
SONYやBOSEが、周囲の雑音を打ち消して静かな環境の中で音楽を聴いているような雰囲気を作れるヘッドフォン、イヤホンを製造販売しています。
これらの製品は、雑音(ノイズ)を打ち消せる(キャンセル)ヘッドフォンとして、「ノイズキャンセリング」と銘打った製品になっています。
これらの製品の中のハイレゾ音源対応の状況を見てみましょう。
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ハイレゾ対応ロゴを持つ製品はまだなし
残念ながらスペック上、ハイレゾ対応を名乗れる40kHzまでの再生に対応する、ノイズキャンセリング・イヤホンは存在しません。
ですので、ハイレゾ対応ロゴの付いた製品も今のところ発売されていません。
BOSEの方は今ひとつハイレゾ対応への動きが鈍いようにも見えますので、もしかするとノイズキャンセリング・ヘッドフォンでの対抗メーカーであるSONYの出方をうかがっているのかもしれません。
SONYの方は、今はまだ製品の開発中、といったところだと予想します。
ハイレゾ対応にもノイズキャンセリング・ヘッドフォンのジャンルにも大変積極的なメーカーですので、そろそろ新製品のアナウンスがあってもいいころではないか、と考えています。
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ノイズキャンセリング製品ならではの難しさ
製品の開発に当たっては、ノイズを消しつつハイレゾらしい音質の良さを出す部分で苦心しているのではないかと思います。
ノイズキャンセリング・ヘッドフォンの原理は、周りの騒音をマイクで拾ってその音の「逆位相」の音をヘッドフォンの再生音に混ぜることで、周囲の音を消してしまうと言うものです。
原理自体はとてもシンプルで簡単なのですが、それを音質に大きな影響を与えずに処理するのはかなり難しいのだと思います。
比較的初期のSONYのノイズキャンセリング・ヘッドフォンを使用したことがありますが、ノイズキャンセリング機能のON/OFFでわずかですが音が変わってしまっていました。
ハイレゾ音源の再生に耐えるような音質とするために、そういった音質の変化を極力抑えられる技術の開発を行っているのだろうと予想しています。
現在ウォークマンのハイレゾ対応のエントリー機A10シリーズにはノイズキャンセリング機能が搭載されていますが、上位機種のZX1、ZX2には搭載されていません。
このことが現状のノイズキャンセリング機能の位置づけを、明確に表しているのではないかと思います。
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