ハイレゾ配信サイトのクラシックのハイレゾ音源の状況は?
クラシック音楽は、ハイレゾ音源で配信するのに適した音楽の形態の一つと言えると思います。
ハイレゾ音源のクオリティを使えば、アコースティック楽器の音の様々な表情を克明に伝えることができます。
また大編成での演奏などの際に、それぞれの楽器が他の大音量の楽器の音に埋もれて消されてしまうことなく、すべての音を聞き取れる可能性も圧縮音源に比べるとずっと可能性が高くなります。
よりオーケストラ本来の音に近い音を聞ける可能性がある、と言うことも出来ると思います。
また、音楽を聴く際によく言われる「空気感」のようなものまで、ハイレゾ音源ではしっかりと伝えられる、などと表現されることもあります。
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ハイレゾ音源のウリの一つ
各音楽配信サイトとも、クラシック音楽もハイレゾ音源のウリの一つとしてプロモーションを行っているように見えます。
CDや通常の音源では珍しい形だと思いますが、販売サイトでは、クラシック音楽のハイレゾ音源も目立つ場所からアクセスが可能になっています。
やはり、クラシック音楽は「ハイレゾ音源らしさ」を感じやすい楽曲であることの表れなのでしょう。
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クラシック音楽重視の配信サイトも
だいたいのサイトは、どのジャンルの音楽もほぼ均等に扱うような形でハイレゾ音源を取りそろえていますが、音楽配信サイトの中には、クラシック音楽を非常に重視する姿勢を打ち出した楽曲の取りそろえとなっているサイトもあります。
非常に高音質のPC用スピーカーなども製造販売しているクリプトンの運営している音楽配信サイトでは、クラシック音楽重視の方向が明確に打ち出されているように思います。
扱われているトータルの楽曲数は少なめなのですが、販売するスピーカーなどと同様に、音源のクオリティにはこだわった形での音楽配信を行っています。
楽曲数はまだこれからの部分も
各社とも最低限のクラシック音楽のバリエーションと楽曲数は揃えていますが、今までに蓄えられてきたマスターテープレベルでの音源のボリュームから考えると、クラシック音楽のハイレゾ音源の数はまだまだ、といえるのではないでしょうか。
マスターテープ自体の音質が十分に良くないとハイレゾ化する意味が薄れてしまいますが、しっかりと作製されたアナログのマスターテープは大変高音質であることが分かっています。
ですので、ハイレゾ音源の再生環境が普及してその良さが一般に広まっていくことで、まだまだ伸びる可能性のあるジャンルでもあると思います。
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