ハイレゾ音源非対応の機器での再生ってできるの?
ハイレゾ音源を非対応の機器で再生する場合にもいくつかのパターンが考えられます。
どういった方法で再生できるのか?
それらのパターンごとに再生が行えるかどうかをまとめます。
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ハイレゾ対応がうたわれていないスピーカー、ヘッドフォンでの再生
スピーカーやイヤフォン・ヘッドフォンでは、ハイレゾ対応とメーカーがうたう基準の一つが再生できる音の高低の範囲になっています。
特に高音域で人間の可聴範囲を超えるような高音にまで対応可能な機器をハイレゾ対応とすることが多くなっています。
ですが、ハイレゾの音の良さというのは記録されている音の範囲の広さだけではありません。
むしろ耳に聞こえる範囲の音が緻密に、丁寧に再現されることの方に大きな意味があります。
ですので、十分な再生のクオリティを持ったスピーカーやヘッドフォン・イヤフォンであれば、十分にハイレゾ音源の良さを引き出すことが出来ます。
ハイレゾ音源非対応の音楽プレイヤーでの再生
この場合には、通常はプレイヤーが再生可能な音楽データとは認識できずに、再生出来ない旨の何らかの表示が出るだけになると思います。
多くのハイレゾ非対応の音楽プレイヤーでは、flacなどのファイルの形式にも対応していません。
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パソコンで再生を行う場合
パソコンでハイレゾ音源の再生を行う場合には、若干結果が複雑になります。
再生を行うソフトがハイレゾ音源に対応していない場合には、やはり再生不可能なデータとしてエラー表示が出るだけになります。
USB DACを接続して再生を行っている場合や、パソコン内蔵のサウンド回路で再生を行う場合には、USB DACやサウンド回路がハイレゾに未対応の場合、基本的には音楽は再生されません。
ただし、再生ソフトに「ダウンコンバート」という機能がある場合には、ソフト側がサウンド回路が再生可能な形式にデータを変換して再生を行える可能性もあります。
この場合には、残念ながらハイレゾ本来の音質とはなりません。
パソコン内蔵のサウンド回路がハイレゾ対応していて、パソコンのLINE出力やヘッドフォン出力端子とハイレゾ非対応のパソコン用スピーカーや、アンプ、コンポと接続して再生を行う場合には、問題なくハイレゾ音源の再生自体は行えます。
この場合には、再生される音質はほぼパソコンのサウンド回路の性能によって決まります。
多くの場合には、ハイレゾ音源本来の音の良さは活かしきれません。
まとめると
簡潔にまとめると、オーディオ製品などのアナログの器機の場合には、ハイレゾ対応のうたい文句があるかどうかにかかわらず、ハイレゾ音源の再生にも問題なく利用できます。
ただ、ハイレゾ音源の音の良さを引き出せるかどうかは、それぞれの機器の性能次第と言うことになります。
プレイヤーやDACなどデジタル技術の機器では、ハイレゾ非対応の機器は基本的にはハイレゾ音源の再生は行えません。
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