ハイレゾ音源のレビュー!同じ曲を聞き比べてみたら?
筆者自宅のいつも音楽を聴いたり動画を見たりする環境で、何曲かハイレゾ音源の楽曲を聴いてみました。
音楽の専門家ではありませんから、レビューと言えるレベルになるかどうかは分かりませんが、その時の感触を言葉にしてみます。
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再生環境
まず最初に、音楽を聴いた環境をまとめます。
プレイヤー(トランスポート)として利用したのは自作のWindows7パソコンです。
再生ソフトはSONY製のX-アプリ。
WASAPI機能を使ってUSB接続のUSB DAC内蔵アンプを占有して、ビットパーフェクト再生を行っています。
アンプは、USB DAC機能内蔵のデジタルアンプ、TEACのA-H01。
スピーカーは、かつて名器と呼ばれたTEACのS300。
スーパーウーファーにYAMAHAのYST-SW205を使用しています。
パソコンを利用する距離で聞いていますので、スピーカーとの距離は大変近いです。
レビューその1
moraから購入したFINAL FANTASY ORCHESTRAL ALBUMからFF-10の挿入歌『素敵だね』のオーケストラバージョンです。
こちらは圧縮音源やCDクオリティの比較出来る音源を持っていませんので、単独で聴いての感想です。
筆者が手元に持っているハイレゾ音源の中では、最もハイレゾらしさを感じる楽曲です。
集中して聴ける環境の中で耳を傾けていると、歌い手の口の動き、顔の向きまで伝わってくる気がします。
すごく声が現実感がある形で聞こえてきます。
本当に歌い手がパソコンのディスプレイの向こう側にいて、そこで歌っているかのような。
CDなどを「再生している」、という雰囲気がかなり薄くなります。
レビューその2
中森明菜のベストアルバムのハイレゾ音源版と、このアルバムに収録されている楽曲と重なる曲が多いCD版のBEST、BEST IIが手元にありましたので、数曲聞き比べてきました。
ただしミキシングも違いますし、CDなどの方はかなり古い作品ですので、音作りの方向性も全然違うと思います。
その部分は、割り引いて考えてただけると助かります。
そういった部分を頭に置いたとしても、音が全く異なるのに驚きました。
同じアナログのマスターテープから音を作っているのだと思いますが、こんなに違うとは思いませんでした。
ちょっと変な表現方法ですが、ある情景を写真とイラストで見比べている、そんな雰囲気です。
もちろんハイレゾ音源は写真で、CDのほうはイラストに相当します。
分かりやすい音、という意味ではCDの方かもしれません。
聴いた人がこれがこの楽器の音だ、というイメージに合わせるようにわかりやすい「記号化」がされた音、とでも言えばいいでしょうか。
ただ、肉声などがリアルなのは圧倒的にハイレゾ音源でした。
声のかすれ、ウィスパーっぽい部分などもすべて隠すことなく出て来てしまう感じ。
CDの方は薄化粧をしてアラを隠したような印象にも聞こえます。
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まとめ的なものとして
うちのシステムでハイレゾ音源の楽曲、特にボーカル曲を聴いていると、真っ暗なステージの中で歌い手の口元にだけスポットライトを当てて、そこがふわっと目の前に浮かぶ情景が見えるような聞こえ方をします。
その口の動きがリアルに伝わってくるような。
これに対してCDの音だとボーカル曲でも、歌い手の顔がそこにあることは分かるんですが、口の動きは見えてきません。
すごく、曖昧なイメージ的なものでしかありませんが、これが一番の筆者の感じ方の違いかもしれません。
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