ハイレゾ音源版のラブライブの楽曲のレビューってどんな感じ?
ラブライブの楽曲も早くからハイレゾ音源版が配信されています。
2013年の秋には既に第一弾の配信が始まっていました。
また、この配信ではかなり画期的な試みを行っています。
配信する音源データとして、スタジオでミックスダウンを行った段階のマスターファイルをそのまま配信する試みを行っているのです。
配信やCDプレスするための音の調整を行わない、生の音に一番近いと思われる音源がそのまま聴けるのです。
この配信を受けて、「ラブライバー」などの評判はどのようになっているでしょうか。
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非常に高評価
結論から書いてしまいますと、大変高評価を持って受け止められています。
CDの音と聞き比べてその違いに驚く人が多数出て、匿名掲示板の該当スレッドなども大きく盛り上がったようです。
それぞれの音が「だんご」状態にならずに、きちんと空間に分離して存在することを、音からしっかり聞き取れることに感動するコメントが並んでいました。
この楽曲のために、ハイレゾ音源の再生環境を整える決心をした方もそれなりにいたようです。
CDとはミキシングから違う
一点注意しなければいけない部分は、このハイレゾ音源に関しても、CDとはミキシングの状態が違っていると言うことです。
楽曲の本当の良さは、今はハイレゾ音源でしか味わえない作りになっていますが、それがハイレゾ音源のポテンシャルによる良さなのか、ミキシングの違いによる音の違いなのか、その部分の切り分けは行いにくい楽曲でもあるのです。
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CDの「音圧競争」
どうも色々と詳しく調べている人のレポートによると、ラブライブのCDのほうは昔のアナログの録音装置で言うと、「録音レベルオーバー」の状態で録音を行ったような音になっているらしいです。
デジタル音源ですので、上手く調整すれば音割れや歪みは出ません。
また、こういった収録が悪いとばかり言えない部分もあります。
一聴して音の大きな音楽の方が、人間の耳には音が良く聞こえやすいという聴感上の特性があります。
ボリューム高めで収録されている音源の方がMP3などの圧縮音源とは相性がいいはずです。
加えて、音質が今ひとつの再生装置で再生を行う場合にも分かりやすい音として聴けるというメリットもあります。
これは、ラブライブのCDに限ったお話ではなく、多くのCDでCD本来のダイナミックレンジなどを活かせない形での収録が行われています。
音のレベルが振り切ってしまっている部分では、音のメリハリが消えてしまっているのです。
こういった流れは「音圧競争」などとも呼ばれているようです。
このような流れにも、ハイレゾ音源がひとつ、くさびを打ち込みかける形となっているようです。
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